[JM:03239] Re: 配布に関わる問題点意識(配布方式)

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matsuand michi****@gmail*****
2022年 2月 20日 (日) 19:39:52 JST


matsuand です。返信します。

On Sun, Feb 20, 2022 at 6:32 PM ribbon <jm****@ribbo*****> wrote:
>
> On Sat, Feb 19, 2022 at 12:36:03PM +0900, matsuand wrote:
> >
> > 1. tarball 配布のあり方の問題
>
> > 内容変更がなくても必ず毎月15日に更新配布
> > されるもので、ユーザーのことを「全く」配慮して
> > いません。変更があったかどうかは、ファイルを入手
> > して中身を見るまでは分からず、結局ユーザーは
> > 入手するしか選択肢がないためです。
> >
> > ざっとジョブ処理内容 (関連 Makefile) を読んで
> > います。変更のあったものだけ tarball ビルドする
> > ことはできるであろうと見当をつけていますので、
> > そのうち、この方向を実現したいと思います。
>
> 差分だけ、と言うのには反対です。
> tarball は、各ディストリビューションによって RPM だったり
> deb 形式にしたりと、ディストリビューションに適した形に
> 変更してリリースします。もちろん、差分だけが入っている
> 差分 RPM みたいなものを作って、それをパッチ適用するような
> 場合もあると思いますが、それは各ディストリビューション
> 側の仕事です。
> リリース側としては、まるごと全部 が良いと思います。

「差分だけ」というところに誤解がある様子です。

配布tarball には
 全体tarball: man-pages-ja-20220215.tar.gz
というものがあり、これと同時に
 個別tarball: (現時点 140 個程度)
  man-pages-ja-acl-20220215.tar.gz
  ...
  man-pages-ja-GNU_gcc-20220215.tar.gz
  ...
  man-pages-ja-zebedee-20220115.tar.gz
があります。

私が差分的な話をしているのは、個別tarball に対する
ものです。全体的tarballは常時、最新のものを定期的
に(現状では毎月15日)に配布するのでよいと思います。

一方で個別tarballは、たとえば古くからありそうな
GNU_gcc を例にとって言えば、2021-2022年内でも
 man-pages-ja-GNU_gcc-20211015.tar.gz
 man-pages-ja-GNU_gcc-20211115.tar.gz
 man-pages-ja-GNU_gcc-20211215.tar.gz
 man-pages-ja-GNU_gcc-20220115.tar.gz
 man-pages-ja-GNU_gcc-20210215.tar.gz
と配布を続けています。たぶんどれも内容は変わらない
にも関わらずです。(毎月15日に最新のもの1つだけ
が公開されます。)

奇しくも「ディストリビューション側の仕事」という表現を
示して頂いていますが、当プロジェクトの対象ユーザー
は「ディストリビューター」(だけ?)なのでしょうか。
ごく普通の一般ユーザーが、個別tarballを入手して
その日本語化manページを見たい、と思うことが
想定されていないでしょうか? そういった一般ユーザー
は、興味のあるパッケージは限定されていて、つまり
全体tarballを入手する必要がないことも予想され、
しかも個別最新が手に入るなら入手したいと思っている
かもしれません。そう思っていたユーザーが
GNU_gcc 20211015版が出たから入手しよう、
GNU_gcc 20211115版が出たから入手しよう、
GNU_gcc 20211215版が出たから入手しよう、
と追い求めていっても、実は中身は一緒、
というのは、前言に示したように
「ユーザーをバカにしています」

> 変更内容が分からない、というのは変更内容をWeb掲載するとか
> すれば解決するんじゃないでしょうか。

Web掲載すれば条件は満たしますので、
その説はそれで正しいと思います。
あとは、現状が適正なものかどうか、
ユーザーが扱いやすいかどうか、というところに
課題検討の余地が(多分に)あると思います。


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