連続する長音記号を読み上げない
nvda-japanese-users 917 で報告のあった「長音が連続する場合の読みあげ」について。
「なめらか読み」での記号の読み上げには記号読み辞書が影響しています。
現在は長音を読み上げレベルを「文字」に設定しています。
# symbols.dic の記述 ー チョーオン char always
NVDAメニューの記号読み上げ辞書の編集で「長音(ー)」を「文字」以外に設定すると、 対応する記号読みレベルのときに
長音の数が1つで「チョーオン」 長音の数が2つで「チョーオン チョーオン」 長音の数が3つで「チョーオン チョーオン チョーオン」 長音の数が4つで「ヨン、チョーオン」
ただ、長音を「文字」の設定でなくしてしまうと、音声エンジンに長音の文字がそのまま渡らなくなります。
つまり「マーク」のような普通の長音の使い方も 常に「マ、チョーオン、ク」と読んでしまうので、 実用的ではありません。
JTalk のテキスト解析は長音だけが連続している場合、下記のように読み付与が欠落しています。
mecab:0.993 nvdajp-jtalk-dic (utf-8) 20121025-015219 Mecab_print size: 1 0 ー,名詞,一般,*,*,*,*,* Mecab_print size: 1 0 ーー,名詞,一般,*,*,*,*,*
なお Haruka でも長音の連続は無音になるようです。
音声エンジンか、記号読み辞書の処理か、どちらで対応するべきか検討が必要です。
本件について補足します。
JTalk については synthDrivers/jtalk/_nvdajp_jtalk.py における下記の処理も影響しています。
def _jtalk_speak(msg, index=None, prop=None): # (中略) if msg == u'ー': msg = u'チョーオン'
つまり読み上げる文字列が長音記号1文字の場合だけ特殊処理されています。
nvda-japanese-users 917 で報告のあった「長音が連続する場合の読みあげ」について。
「なめらか読み」での記号の読み上げには記号読み辞書が影響しています。
現在は長音を読み上げレベルを「文字」に設定しています。
NVDAメニューの記号読み上げ辞書の編集で「長音(ー)」を「文字」以外に設定すると、 対応する記号読みレベルのときに
のようになります。 同じ文字が連続するときは数を通知するのが最近のNVDAの実装です。ただ、長音を「文字」の設定でなくしてしまうと、音声エンジンに長音の文字がそのまま渡らなくなります。
つまり「マーク」のような普通の長音の使い方も 常に「マ、チョーオン、ク」と読んでしまうので、 実用的ではありません。
JTalk のテキスト解析は長音だけが連続している場合、下記のように読み付与が欠落しています。
なお Haruka でも長音の連続は無音になるようです。
音声エンジンか、記号読み辞書の処理か、どちらで対応するべきか検討が必要です。