Webアクセシビリティの現状 (2015.1 #3)
「Webアクセシビリティの現状」というアンカンファレンスをNVDAミートアップ東京 2015.1 で行った。 そこで、出た現状報告や要望などをまとめる。
2つのテーマでディスカッションした。
担当者とは、「発注者」・「製作者」・「コンテンツ作成者」のこと。 どの担当も意識が低いのが現状。「製作者」の立場からアクセシビリティへの配慮を提案しても、「発注者」の意識が低いと、コストを掛けたくないとか、無駄なことと言われるケースも有る。
ユーザの声と作り手の意識の両輪で、ユニバーサルデザインという観点で、意識が高まればいいと思う。
ページを音声で読む機能は、スクリーンリーダユーザは使っていない。スピードが遅いし使いにくいから。ただし、高齢者などには便利な機能として、それなりに使われているようだ。
文字の「大中小」ボタンは、弱視の方でもさほど使っていないと思われるが、ショートカットを知らない方も多いので、使う人は一定層いると思われる。
Web標準の理想はどんどん高くなっているが、実際にはうまく使われていないようだ。
NVDAをアクセシビリティチェックツールとして使わせたい。アドオンも欲しい。
CMSツールの問題も大きい。CMSが吐き出すHTMLに問題があるものも数多くある。
CMSがあることで、大量のコンテンツが作られ、情報が氾濫している面もある。そのことによる、メリットもあるが、Webの知識が無い人が気軽にコンテンツが作れるので、アクセシビリティに気が回っていないサイトやページがたくさんあるのも事実。
画像で表現する場合、必ず alt タグを入れてくれるとか、入力支援が出来るツールが増えると良い。
JavaScriptだけで構成されているページや、機器の管理にWebブラウザ経由で行うものなどで、スクリーンリーダでアクセス出来ない物も数多くある。
ネットバンキングでは、大手の銀行でも対応が出来ていないケースも多い。ただ、大手地方銀行に要望をだしたら、ボタンの読み上げなどをきちんと対応してくれたケースもある。ATMでの操作に比べて自分のPCで操作ができるネットバンキングはスクリーンリーダユーザにとって非常に便利だが、もう一歩工夫をしてくれると良い。
ただ、振込時に乱数表やワンタイムパスワードなどを用いるケースが増えてきていて、振込処理ができないケースも発生。銀行によっては決められた振込先にはワンタイムパスワードを使わずに振り込める機能があり便利。
「Webアクセシビリティの現状」というアンカンファレンスをNVDAミートアップ東京 2015.1 で行った。 そこで、出た現状報告や要望などをまとめる。
2つのテーマでディスカッションした。
担当者などの意識の問題
担当者とは、「発注者」・「製作者」・「コンテンツ作成者」のこと。 どの担当も意識が低いのが現状。「製作者」の立場からアクセシビリティへの配慮を提案しても、「発注者」の意識が低いと、コストを掛けたくないとか、無駄なことと言われるケースも有る。
ユーザの声と作り手の意識の両輪で、ユニバーサルデザインという観点で、意識が高まればいいと思う。
実際にどこまですべきで、何をしたらアクセシビリティに対応したことになるの?
ページを音声で読む機能は、スクリーンリーダユーザは使っていない。スピードが遅いし使いにくいから。ただし、高齢者などには便利な機能として、それなりに使われているようだ。
文字の「大中小」ボタンは、弱視の方でもさほど使っていないと思われるが、ショートカットを知らない方も多いので、使う人は一定層いると思われる。
Web標準の理想はどんどん高くなっているが、実際にはうまく使われていないようだ。
NVDAをアクセシビリティチェックツールとして使わせたい。アドオンも欲しい。
ツール等の問題
CMSツールの問題も大きい。CMSが吐き出すHTMLに問題があるものも数多くある。
CMSがあることで、大量のコンテンツが作られ、情報が氾濫している面もある。そのことによる、メリットもあるが、Webの知識が無い人が気軽にコンテンツが作れるので、アクセシビリティに気が回っていないサイトやページがたくさんあるのも事実。
画像で表現する場合、必ず alt タグを入れてくれるとか、入力支援が出来るツールが増えると良い。
Webシステム等の例
JavaScriptだけで構成されているページや、機器の管理にWebブラウザ経由で行うものなどで、スクリーンリーダでアクセス出来ない物も数多くある。
ネットバンキングでは、大手の銀行でも対応が出来ていないケースも多い。ただ、大手地方銀行に要望をだしたら、ボタンの読み上げなどをきちんと対応してくれたケースもある。ATMでの操作に比べて自分のPCで操作ができるネットバンキングはスクリーンリーダユーザにとって非常に便利だが、もう一歩工夫をしてくれると良い。
ただ、振込時に乱数表やワンタイムパスワードなどを用いるケースが増えてきていて、振込処理ができないケースも発生。銀行によっては決められた振込先にはワンタイムパスワードを使わずに振り込める機能があり便利。