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振り仮名関数エクステンション

  • 振り仮名関数エクステンションは、日本語の文章あるいは日本語の文章を含むセルアドレスを引数とし、そのフリガナを返すOpenOffice.org Calc向けのFURIGANA()関数を提供します。 また、これに付随して日本語文字列に関連する以下の6つの関数も提供されます。
    • HIRAGANA: 全角カナをひらがなに変換
    • KATAKANA: ひらがなを全角カナに変換
    • HEPBURN: 全角カナをヘボン式に従ってローマ字に変換(長音の判別/変換は行いません)
    • J2HEPBURN: 漢字かな混じり文字列をヘボン式に従ってローマ字に変換(MeCabライブラリを利用して長音の判別を行います)
    • A2J: 半角文字を全角文字に変換(第二引数に0を指定するとカタカナを、1を指定するとそれ以外の文字を変換対象とする)
    • J2A: 全角文字を半角文字に変換(第二引数に0を指定するとひらがな/カタカナを、1を指定するとそれ以外の文字を変換対象とする)
  • 関数エクステンションとして配布しているので、簡単にインストールしてすぐに使うことができます。
  • HEPBURN()、J2HEPBURN()関数は一部の地名などにおいて一般に表記されている表記と異なる結果を返すことがある為、パスポートなどの公式文書でのご利用には向きません。

ダウンロード

* OpenOffice.org repository for Extensionからダウンロード出来ます。

動作環境(システム要件)

  • WindowsあるいはLinux(32bit)に対応しています。
  • OpenOffice.org 3.2 以上 (3.0から3.1.1でも動作するかもしれませんが確認を行っておりません)

注意点

  • Version 0.6からはIMM32 APIを利用してのふりがな取得を廃止しました。
    • MeCabライブラリを利用したふりがな取得のみとなっている為、NAIST Japanese Dictionary for Furigana Extensionをインストールする必要があります。
      したがって、次項の最大文字列朝の制限は対象外となります。
  • Windows用IMM版のVersion0.2までは、振り仮名取得文字列が最大100文字までという制限がありましたが、Version0.3から0.5までは以下の様な制限に変わりました。
    • ASCII & 半角カタカナ & 半角/全角SPACE 以外の振り仮名変換対象文字が、
      • 連続して100文字までの文字列からは振り仮名を取得可能
      • 100文字を越える文字列は取得不可
    • 例外として、振り仮名変換対象外文字をデリミタとして文字列を複数の振り仮名変換対象文字列と振り仮名変換対象外列に分解し、振り仮名変換対象文字列のみ振り仮名を取得するという内部処理の関係上、振り仮名変換対象文字が連続して100文字を越える前にASCII & 半角カタカナ & 半角/全角SPACEが含まれる場合に限って、文字数の制限が無くなります。
  • Version0.2から関数名をPHONETICからFURIGANAに改めました。
    これは、ExcelのPHONETIC関数と互換性があるわけではなく、同一名称である事によって誤解を招かないようにする為の措置ですので、ご了承願います。

インストール方法

他の拡張機能と同様、ダウンロードした oxt ファイルをダブルクリックするか、OpenOffice.orgの拡張機能マネージャーから開きます。

MeCab ライブラリの利用

Version 0.5では、NAIST Japanese Dictionary for Furigana Extension もインストールすると、ふりがな関数は MeCab ライブラリの結果を出力するようになります。
Version 0.6以降では、NAIST Japanese Dictionary for Furigana Extension をインストールするまでは、ふりがなの取得をすることが出来ません。

使い方

  • 以下のように、セルに =FURIGANA("フリガナにしたい日本語") というように入力すると...
    furigana_05_win.png
  • フリガナが表示されます。
  • 引数として直接日本語の文字列を指定するだけでなく、以下のようにセルのアドレスを指定することもできます。
    furigana_06_win.png

Version 0.4までのMeCab(Windows版)のインストール後の注意点 (Version 0.5以降は対象外です)

  • Windows用MeCab版パッケージを利用する場合には、あらかじめWindows版MeCabをインストールしておく必要があります。
  • Windows版MeCabをインストール後、コマンドサーチパス(環境変数 PATH)にMeCabのインストール先ディレクトリ\bin(libmacab.dllが存在するディレクトリ)を追加しておく必要があります。
  • コマンドサーチパス(環境変数 PATH)を修正後、以下の手順に従い変更を有効にする事でWindows用MeCab版パッケージを利用する準備が整い、インストールを行う事が出来ます。
    • Windows 2000以降 : ログオンし直します。
    • Windows 98等 : 再起動します。
  • 手順を間違えて先にインストールした場合にはパッケージマネージャにて該当パッケージが無効になっているので有効化することで使用出来る様になります。

FAQ (インストール出来ない、インストールしても使用出来ない時など)

  • Q1.Linux版は無いのでしょうか?
    • A1. バージョン0.6で再びLinux版の提供を開始しました。


  • Q2. 100文字を超えるテキストのフリガナが表示されませんが、これはバグなのでしょうか?
    • A2. Windows版に関しては、100文字を超えるテキストのフリガナは表示されません。既知の問題点ですが、修正する予定はありません。
      Version 0.3からVersion 0.5までは、制限が変わりました。(Version 0.6以降は対象外です)
      注意点を参照して下さい。


  • Q3. ASC/JIS 関数は含まれていないのですか?
    • A3. ASC/JIS 関数は OpenOffice.org 2.3 から拡張機能無しに利用できるようになっています。

ソースコード

  • ソースコードはGPLライセンスの元で公開されています。SourceForge.jpのCVSサービスを利用して、ソースコードを管理しています。
  • ソースコードをCVSサーバからダウンロードするには、こちらのページを参考にダウンロードしてください。
  • あるいは、ViewCVSからでもダウンロードをすることが可能です。

最新版の動作確認プラットホーム

  • Version 0.6 : Windows XP Professional SP3 & OpenOffice.org 3.2
  • Vine Linux 5.1 & OpenOffice.org 3.2