Wolfchen Linux PC Cluster Package

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Wolfchenの目的と概要

Small and quick Beowulf = Wolfchen

Wolfchenは科学計算用並列計算機 (Beowulf Linux PC Cluster) の 構築と管理を簡略化/自動化するパッケージである。 ただし、まだパッケージの配布は始まっていない。

待ちきれない人は旧ページへ: http://www-lab.imr.tohoku.ac.jp/~t-nissie/computer/wolfchen/doc/HomeWolfchenProject.html

科学計算用並列計算機は多数のソフトウエア (PXELINUX, tftp, NFS, NIS, NTP, quota, batch-queuing system, MPI, ssh, プリンタサーバ, メールサーバ, 数値計算用ライブラリ, コンパイラ, などなど) を組み合わせて構築される。 多数のソフトウエアのインストール、設定、管理には手間暇がかかり、また、 設定に冗長な部分(同じ情報を複数のファイルに書かなくてはならないなど)も多い。 Wolfchenはその管理や更新の手間を削減し自動化する仕組みを提供する。

構築するPCクラスタの特徴

  • 小規模。サーバ1〜2台と複数のクライアント。
  • Linuxディストリビューションはdeb系とrpm系両方に対応する予定。  tgz系 (Slackware) にも将来対応。
  • サポートするアーキテクチャはi686とx86_64。
  • クライアントはディスクドライブを一切持たない構成 (diskless) とし、 PXEでブートする。
  • initramfsをうまいこと使ってtmpfs上にrootfsを作ってそこにswitch_root。 (initramfsアーカイブはLinux kernel imageの中に押し込むことができる。 linux-2.6.XX.X/Documentation/filesystems/ramfs-rootfs-initramfs.txtを見よ。)

配布パッケージに含まれる(予定の)もの

  • 必要とするソフトウエアへの依存関係
  • クライアント用カーネル
  • 設定ファイル
  • 設定を自動化するスクリプト(具体的にはdhcpd.confだけを編集すれば 他のファイルの設定も済むようになる(ハズ)。)

ソースの tar ball に含まれるであろうもの

  • ソース
  • クライアント用カーネルの.configure。
  • Makefile

クライアントのルート・ディレクトリの様子

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