TOKUNAGA Hiroyuki
tkng****@xem*****
2004年 6月 18日 (金) 02:05:56 JST
On Wed, 16 Jun 2004 20:13:31 +0900 Yukihiro Nakai <ynaka****@redha*****> wrote: > > > ・Anthy/UIMは、他の入力メソッドフレームワークの存在を認めない。 > > > > 認めないと言うのはどういう意味ですか?それによって答えは変わってき > > ます。 > > 他のフレームワークに対応するためのコードや工夫を受けつけてくれるかどう > か、でどうでしょう。例えば、IIIMFにコードを再利用したとして、IIIMFだけ > で発生する特有の問題の修正を受けつけてくれるでしょうか。またIIIMFでは > なくて他の別の未知のものであるとどうでしょう。 それがuimのバグであるかどうかによります。uimのバグであると判断したら、 修正を受け付けますし、パッチが無くても修正するでしょう。逆に仕様であると 判断したら受け付けません。 > > > ・Anthy/UIMのコードは、他のオープンソースなソフトウェアで再利用可 > > > 能ではない。 > > > あるいは、再利用することは開発陣の意図に反する。 > ライセンスについては理解しましたが、技術的にはどうでしょう。 > > GNOMEプロジェクトのミゲルが言うには、 > GNOMEがCを使うのは、 > C++はC++の世界でしか再利用可能ではない > LispはLispの世界でしか再利用可能ではない > PerlはPerlの世界でしか再利用可能ではない > ... > だからである、とのことです。 > C++はライブラリにすればCから呼べるし他の言語もがんばれば再利用可能かも > しれませんが、Huskellで書いたものをCから呼んでひまわりで再利用、などと > やってると余分な手間が多くなっていきます。 再利用可能の定義はなんでしょうか? ひとまず、あるプログラミング言語で書いたソフトウェアを他のプログラミン グ言語で書かれたソフトウェアから利用できる事を再利用可能である、と仮定し て話を進めます。(この定義には違和感がありますが。) > 再利用不能なコードを作っても、メリットは限られます。 > Anthy/UIMプロジェクトで作ったコードや周辺ツールは、それ以外の世界では > 無駄になってしまうそうなのですが、この認識は正しいでしょうか。 それ以外の世界というのがよくわかりません。とりあえずAnthy/uimは再利用 可能かという点に絞って話を進めます。 Anthy自身は純粋にCで書かれたかな漢字変換エンジンであり、そのコードは bindingさえ書けば、様々なプログラミング言語で再利用可能です。周辺ツール に関しては使用言語に依るでしょう。 uimはSchemeインタプリタを内蔵していますが、アプリケーションからみれば C言語で書かれたライブラリであり、bindingさえ書けば様々なプログラミング言 語で再利用可能です。(uim-ximはC++で書かれていますが、これは例外。)周辺 ツールに関しては使用言語に依るでしょう。 -- 徳永拓之 tkng****@xem***** http://kodou.net/