AIDA Shinra
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2003年 1月 25日 (土) 22:05:22 JST
相田です。 前から気になっていたのですが、HEADの変更のほとんどがRELBR_3に入ってい て、安定版と開発版の違いが無くなっています。まだ数年来の山積した問題を 片付ける段階で、新機能らしい新機能が無い上、コードを書いているのが実質 私だけで、大きな変更をそんなに頻繁には行えない、というのが実態です。ま た、バグ報告がリリース直前にいくつも出て来たことを考えると、テストとい う本来の役割をHEADが果たせていないように思われます。 それで、HEADは次の3.7を目指すことにして、今のRELBR_3はRELBR_3_6にリネー ムして、最低限のバグ修正にとどめるという形にしたいと思います。そして、 3.7を出したくなった時に次のブランチを切ります。テストが足りない分は、 βを出せば補えるでしょう。 次に、3.7で実現したい機能をリストアップします。 ・認証 今は、誰もが「ほんの出来心」程度で辞書にアクセスできてしまいます。スラ ングだらけの辞書を見られてしまうのはやっぱり嫌なので、「ほんの出来心」 では見られないようにする仕組みは欲しいです。また、cannaserverを完全に セキュアにするのはほとんど不可能で、アカウントを持っている人は信用でき る、と割り切るのが現実解です。そのために、どうしても何らかの認証は必要 です。 一方、cannaのクライアントを起動するたびにパスワードを入力するのはあま りに面倒なのも事実です。極力入力しないで済ませたいのですが、ホームディ レクトリにパスワードファイルを置く、というやり方では、何かの拍子にパス ワードを見られれば元の黙阿弥で、"Client/Server System is Considerd Harmful"と言われてしまいます。cannaserverを共用する場合は、ほとんどの 場合は、ローカルかLAN内で、UNIXアカウントを持ったユーザー同士で共有す る形になりますので、そのことを利用したいくつかの認証方式を考えています。 ・autoconf 移植性のためには欠かせないautoconfですが、imakeの簡便さ、柔軟性も捨て がたいので、canuumでやっているように、configureをバックエンドとして使 う形を取ろうと思います。また、libtoolはversioningがトンデモなので、 libtoolは使わずimakeの機能を生かそうと思います。imakeも、プラットフォー ムによってはmajorとminorの区別すら付いていなかったりしますが、libtool よりはましです。 ・新ワイドキャラクタ ・INET6 もうHEADでは実装していますし、特に説明は必要無いでしょう。