[Canna-dev 156] versioning and loadmap

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AIDA Shinra aida-****@jcom*****
2003年 1月 25日 (土) 22:05:22 JST


相田です。

前から気になっていたのですが、HEADの変更のほとんどがRELBR_3に入ってい
て、安定版と開発版の違いが無くなっています。まだ数年来の山積した問題を
片付ける段階で、新機能らしい新機能が無い上、コードを書いているのが実質
私だけで、大きな変更をそんなに頻繁には行えない、というのが実態です。ま
た、バグ報告がリリース直前にいくつも出て来たことを考えると、テストとい
う本来の役割をHEADが果たせていないように思われます。

それで、HEADは次の3.7を目指すことにして、今のRELBR_3はRELBR_3_6にリネー
ムして、最低限のバグ修正にとどめるという形にしたいと思います。そして、
3.7を出したくなった時に次のブランチを切ります。テストが足りない分は、
βを出せば補えるでしょう。

次に、3.7で実現したい機能をリストアップします。

・認証

今は、誰もが「ほんの出来心」程度で辞書にアクセスできてしまいます。スラ
ングだらけの辞書を見られてしまうのはやっぱり嫌なので、「ほんの出来心」
では見られないようにする仕組みは欲しいです。また、cannaserverを完全に
セキュアにするのはほとんど不可能で、アカウントを持っている人は信用でき
る、と割り切るのが現実解です。そのために、どうしても何らかの認証は必要
です。

一方、cannaのクライアントを起動するたびにパスワードを入力するのはあま
りに面倒なのも事実です。極力入力しないで済ませたいのですが、ホームディ
レクトリにパスワードファイルを置く、というやり方では、何かの拍子にパス
ワードを見られれば元の黙阿弥で、"Client/Server System is Considerd
Harmful"と言われてしまいます。cannaserverを共用する場合は、ほとんどの
場合は、ローカルかLAN内で、UNIXアカウントを持ったユーザー同士で共有す
る形になりますので、そのことを利用したいくつかの認証方式を考えています。

・autoconf

移植性のためには欠かせないautoconfですが、imakeの簡便さ、柔軟性も捨て
がたいので、canuumでやっているように、configureをバックエンドとして使
う形を取ろうと思います。また、libtoolはversioningがトンデモなので、
libtoolは使わずimakeの機能を生かそうと思います。imakeも、プラットフォー
ムによってはmajorとminorの区別すら付いていなかったりしますが、libtool
よりはましです。

・新ワイドキャラクタ
・INET6

もうHEADでは実装していますし、特に説明は必要無いでしょう。



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