[Linux-ha-jp] はじめましてSCCの佐久井と申します

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Takayuki Tanaka tanak****@oss*****
2010年 9月 15日 (水) 17:27:33 JST


佐久井 さま

たなか と申します。

hb-sfexは、以下のwikiに書いてあるのを使用するという前提でまずは書きますね。

http://sourceforge.jp/projects/linux-ha/wiki/hb-sfex

>  1.共有ディスク(ファイルシステム)を2つのノードからアクセスする場合、グローバル
>   ファイルシステムのようなソフトウェアが必要(という認識)ですが HeatBearを
>   入れることによってそれが提供されるか。

SFEXを使用する場合、共有するデータ領域のファイルシステムは特に意識しない
ので、標準の ext3 をお使いいただければと思います。


>  2.スプリットブレイン対策でHB-SFEXを使えばよさどうと思っていますが、共有ディス
>   クに用意するsfex partitionはファイルシステムかRawデバイスのようなイメージか。
>      また、共有ディスク上のdata partionはHB-SFEXがaccess OK/NGを制御するか、
>     (2重化の現用系だけががアクセスできる仕組みを提供しているか)
>      或いは、access OK/NGを知ることができるか。
>   ※共有ディスク排他制御(hb-sfex)の基本的な考え方の項目には、所有権を持った
>    ノードのリソースのみがデータパーティションにアクセスできます。
>    とありますが、マウント/アンマウントのような制御をhb-sfexがしてくれるのか
>    そうではないのか。

排他制御に使用するSFEX領域のパーティションには、ext3などのファイルシステ
ムを作成する必要はありません。
rawデバイスを使用します。
1Mくらいの専用パーティションを作成してください。
所有権の考え方は、wikiに書いてあるとおりです。


>  3.sfex partionがRawデバイスのようなものの場合、アクセスするためのソフトウェア
>   (機能)が必要となるか。

hb-sfexをインストールすればとくに他には必要ありません。
インストール後、以下のコマンドを実行してSFEX用に初期化をする必要性があり
ます。

# /usr/lib64/heartbeat/sfex_init -b 512 -n 1 /dev/sda1
(SFEX排他制御用パーティションを /dev/sda1としたとき)


>    4.上記の解が共有ディスクの種類等で異なるか。

OSから共有ディスクのデバイスが見えれば、特に種類は選びません。
NFSやSAMBAの場合だと rawデバイスに見えないので使えないですが。
iSCSIの場合は使えるはずです。


ちなみに、上記はHeartbeat2.1.4 + hb-sfex 1.30 をインストールした場合の例
です。
Pacemakerの場合は、SFEXは sfex-daemon として標準インストールされるため h
別途hb-sfexのインストールは必要ありません。
Pacemakerの場合は以下のように初期化コマンドは若干異なりますので、注意し
てください。

# sfex_init -n 1 /dev/sda1





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