[Linux-ha-jp] ローカルリポジトリの resource-agents が /bin/mailx を利用する

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Keisuke MORI keisu****@gmail*****
2013年 10月 22日 (火) 21:10:33 JST


もりと申します。

私の手元でも CentOS 5.9 をインストールし直してみたんですが、
「ベース」コンポーネントのみでインストールしても redhat-lsb は入るみたいです
(もちろん /bin/mailx も存在する)。

 なので、CentOS では mailx がある方が一般的と言えるかと思ったのですが、
山口さんのインストール環境では異なるのでしょうか?

「普通に」インストールして入っているのであれば、mailx を使わないようにしようとすると
逆にビルド環境の方が特殊になってしまうのではないかと思います。
(手動で /bin/mailx を削除するかもしくは redhat-lsb を削除してからビルドすることになるので)
また、他の人が自分でビルドしようとするとまた違うrpmパッケージになってしまいます。

もし、「こういうインストール手順では /bin/mailx は入らんよ!」というのがあれば
教えていただけると助かります。
そちらの手順の方が一般的であればビルド環境を見直すことも考えられますし。


そもそも CentOS 5 が、mailx のRPMパッケージを入れてるにも関わらず
/bin/mailx が使えない(しかもなぜかredhat-lsbに入っている)、っていう方が
変だと思うんですけどねー。実際CentOS 6 の mailx では直っているわけですし。

ですので、これはあくまでCentOS 5 での運用として
・ MailTo RA(mailx パッケージ)を使う場合には redhat-lsb も入れる。
・ redhat-lsb の依存ファイルがどうしても気になる場合は手動で /bin/mailx のリンクを作成する。
としていただくほうが良いのではないかなと個人的には思っています。



あとさらに蛇足というか素朴な疑問ですが、redhat-lsb ってLinux上の互換性を保つ
LSB標準に準拠するためのパッケージだと思ってたんですが、これがないと
LSB標準を期待しているアプリとかが動かなくなったりしないんでしょうか…


2013年10月22日 17:20 Masashi Yamaguchi <yamag****@gmail*****>:
> たなか様、松島様
>
> 山口です。
>
> CentOS 5.9 環境でも やはり運用環境で
> 不要そうな多くのパッケージに redhat-lsb が依存しています。
>
> 松島様が仰るように
> /bin/mail を使うように rpm を作成する
> (redhat-lsb が含まれない環境で rpm をビルドする?)
> のが、より望ましいと思います。
>
>
> 以下、CentOS 5.9 環境で、 redhat-lsb パッケージが
> 依存するパッケージを確認した結果です。
> (ライブラリの依存を無視しているので厳密ではありません)
>
> $ rpm -q redhat-lsb --requires
> /bin/awk
> /bin/basename
> (...)
> /usr/sbin/userdel
> /usr/sbin/usermod
> libc.so.6
> libcrypt.so.1
> (...)
> libutil.so.1
> libz.so.1
> rpmlib(CompressedFileNames) <= 3.0.4-1
> rpmlib(PayloadFilesHavePrefix) <= 4.0-1
> rpmlib(VersionedDependencies) <= 3.0.3-1
> $ rpm -q redhat-lsb --requires | grep  '^/' | xargs rpm -qf | cut -d - -f 1
> | sort -u
> SysVinit
> at
> bash
> bc
> binutils
> coreutils
> cpio
> diffutils
> ed
> file
> findutils
> gawk
> gettext
> glibc
> grep
> gzip
> m4
> make
> man
> mktemp
> net
> passwd
> patch
> pax
> perl
> procps
> psmisc
> python
> redhat
> sed
> sendmail
> shadow
> tar
> time
> util
> vixie
> $
>
> 主観ですが、運用環境で不要な場面が多そうな
> パッケージとして以下のものが含まれています。
> (一見不要そうでもyumが依存するものは除外しています)
> bc
> binutils
> cpio
> file
> gettext
> make
> man
> mkinitrd
> patch
> pax
>
>
> 以上です。よろしくお願いします。
>
>
> 2013/10/22 Takehiro Matsushima <takeh****@gmail*****>
>>
>> 松島と申します。
>>
>>
>> 山口さん
>>
>> CentOS5系ではそのようになっているのですね。
>>
>> 念のため手元のCentOS6.4で確認してみました。
>> 私はminimum install派なので、manもwgetも入っていない状態なのですが、これにmailxのパッケージを追加すると、
>> /bin/mailxが出来ました。
>> /bin/mailは/bin/mailxへのsymbolic linkになっていました。
>>
>> この状態でredhat-lsbパッケージを追加すると依存関係の解決のために大量に追加パッケージが入りました。
>>
>> CentOS5ではどの程度追加パッケージが入るのかは未確認ですが、もし同様に大量に追加が入るとするなら、
>> 個人的にはsymbolic linkを作成するほうがよいと感じます (私はパッケージが沢山入る方が抵抗があります)。
>> /usr/lib/ocf/lib/heartbeat/ocf-binariesを編集してしまうと、パッケージのアップデートで衝突が起きてしまいます。
>> (古いファイルが新しいもので上書きされる・新しいものが".rpmnew"になる・古いものが".rpmsave"になる等々)
>>
>>
>> 田中さん
>>
>> ただ、MailToリソースエージェントが真にredhat-lsbを必要としているわけではなければ、/bin/mailを使うよう
>> rpmを作るのがベターではないかなと思うのですがいかがでしょうか。
>> これであれば、一応は本家準拠+RHEL5/6両系対応可と思われます。
>>
>>
>> 2013年10月21日 18:32 Masashi Yamaguchi <yamag****@gmail*****>:
>> > たなか様
>> >
>> > 山口です。情報をありがとうございます。
>> >
>> > redhat-lsb パッケージをインストールしたところ、
>> > /bin/mailx のシンボリックリンクが追加され
>> > 無事 MailTo リソースが動作するようになりました。
>> > redhat-lsb を追加インストールする運用で対処します。
>> >
>> >
>> > パッケージの依存性チェックで要求される
>> > 最小限のパッケージに絞ってインストールしている環境のため、
>> > 入っていなかったようです。
>> >
>> >
>> >
>> > 2013/10/21 Takayuki Tanaka <tanak****@lab*****>
>> >>
>> >>
>> >> たなか と申します。
>> >>
>> >> 私の CentOS 5.9 環境だと以下のようにシンボリックリンクが張られているので
>> >> おかしいな? と思いちょいと調べました。
>> >>
>> >> # ls -al /bin/mail*
>> >> -rwxr-xr-x 1 root mail 84856  1月  7  2007 /bin/mail
>> >> lrwxrwxrwx 1 root root     4  6月 29  2011 /bin/mailx -> mail
>> >>
>> >> この mailx のシンボリックリンクって、rpmコマンドで調べると「redhat-lsb」
>> >> のrpmに含まれているみたいです。
>> >> このrpmを単独で意識して入れたことがないので、標準的なインストール方法で
>> >> 入ってくるのでしょう。
>> >>
>> >> なので、パッケージ管理的にこの redhat-lsb を入れて mailxへのシンボリック
>> >> リンクを作成していただくのはいかがでしょうか?
>> >>
>> >>
>> >>
>> >> > 山口と申します。
>> >> >
>> >> >
>> >> > Linux-HA Japan で提供している、CentOS 5向けPacemakerローカルリポジトリの
>> >> >
>> >> > resource-agents パッケージについて、質問、要望です。
>> >> >
>> >> >
>> >> >
>> >> > CentOS 5環境にインストールし、 MailTo リソースを利用すると
>> >> >
>> >> > 実行時に "ERROR: Setup problem: couldn't find command: /bin/mailx"
>> >> >
>> >> > というエラーが表示され失敗します。
>> >> >
>> >> >
>> >> >
>> >> > mailx パッケージはインストールされていますが、
>> >> >
>> >> > CentOS 5 の mailx パッケージは /bin/mailx ではなく
>> >> >
>> >> > /bin/mail です。
>> >> >
>> >> > -----------------
>> >> >
>> >> > $ rpm -q mailx
>> >> >
>> >> > mailx-8.1.1-44.2.2
>> >> >
>> >> > $ rpm -ql mailx
>> >> >
>> >> > /bin/mail
>> >> >
>> >> > /etc/mail.rc
>> >> >
>> >> > /usr/bin/Mail
>> >> >
>> >> > /usr/lib/mail.help
>> >> >
>> >> > /usr/lib/mail.tildehelp
>> >> >
>> >> > /usr/share/man/man1/Mail.1.gz
>> >> >
>> >> > /usr/share/man/man1/mail.1.gz
>> >> >
>> >> > $
>> >> >
>> >> > -----------------
>> >> >
>> >> >
>> >> > 一方、 /usr/lib/ocf/lib/heartbeat/ocf-binaries には
>> >> >
>> >> > ": ${MAILCMD:=/bin/mailx}" と記述されているため、
>> >> >
>> >> > エラーになっています。
>> >> >
>> >> >
>> >> > "ln -s /bin/mail /bin/mailx" としてシンボリックリンクを作成するか、
>> >> >
>> >> > /usr/lib/ocf/lib/heartbeat/ocf-binaries の内容を編集すれば
>> >> >
>> >> > 動作することを確認しています。
>> >> >
>> >> > ただ、パッケージ外のコマンドを作成することや、
>> >> >
>> >> > パッケージで管理される非設定ファイルを編集することに抵抗があります。
>> >> >
>> >> >
>> >> > clusterlabs のyumリポジトリで公開されている resource-agents では
>> >> >
>> >> > /usr/lib/ocf/lib/heartbeat/ocf-binaries の内容が "/bin/mail" に
>> >> >
>> >> > なっています。
>> >> >
>> >> > また、 resource-agents のパッケージを手元の CentOS 5 でビルドした場合も
>> >> >
>> >> > やはり "/bin/mail" になります。
>> >> >
>> >> >
>> >> > Linux-HA Japan のPacemakerローカルリポジトリを
>> >> >
>> >> > ビルドする CentOS 5 環境に、何らかの理由で /bin/mailx が
>> >> >
>> >> > 存在してしまっているのではないかと推測します。
>> >> >
>> >> >
>> >> > 次回のリリース時には、 /bin/mailx を取り除いた環境で
>> >> >
>> >> > ビルドしていただくことは可能でしょうか?
>> >>
>> >> _______________________________________________
>> >> Linux-ha-japan mailing list
>> >> Linux****@lists*****
>> >> http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/linux-ha-japan
>> >
>> >
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>>
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>> Regards,
>> Takehiro Matsushima
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