Keisuke MORI
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2015年 6月 12日 (金) 14:18:10 JST
もりと申します。 先日リリースした Pacemaker-1.1.12-1.1 リポジトリパッケージの RHEL7版(および CentOS 7等の互換OS用)を本日リリースいたしました! ・Pacemaker-1.1.12-1.1 リポジトリパッケージ リリース情報 http://linux-ha.osdn.jp/wp/archives/4051 ・パッケージダウンロードURL https://osdn.jp/projects/linux-ha/releases/63397 パッケージに含まれるバージョン等はRHEL6版と全く同一ですが、 OS標準の起動方法が Upstart から systemd に変更されていることに伴い、 起動コマンドや起動周りの設定ファイルが一部異なっています。 具体的な違いは上記リリース情報のページを参照ください。 それ以外のcrm設定内容や使い方についてはRHEL6版と変わりありません。 使い方の具体例などについては今後もOSC等で継続して紹介していきたいと 思いますので、今後ともよろしくお願いします。 以下、おまけの参考情報です。 RHEL 7(CentOS 7) にもPacemakerは同梱されていますが(RHEL は正確には HA add-on) 同梱版に対して Linux-HA Japan リポジトリパッケージ版には以下のような特長があります。 ・従来のcrmコマンド・crm設定方法がそのまま利用できる。 RHEL同梱版では設定コマンドがcrmの代わりにpcsに置き換えられており、 従来のcrmコマンド・設定は利用できません。 ・リソースエージェント(RA)、STONITHプラグインが全て利用できる。 RHEL同梱版ではRed Hatがサポート対象としているRAのみ抜粋されています。 Linux-HA Japan リポジトリパッケージでは、共有ディスク排他制御(sfex)等含め コミュニティから提供されているものは全てパッケージングしています。 ・watchdog機能, SNMP機能等が利用できる。 RHEL同梱版ではこれらの機能はビルドオプションで無効化されています。 Linux-HA Japanでは故障対策としてwatchdog機能も有効であると考え、利用を推奨しています。 なお、SNMP機能に関しては1.1.12-1.1では不具合があり利用できません。 SNMP機能は次の 1.1.13-1.1 以降のリリースまでお待ちください。 以上ご参考まで。 それでは。 -- Keisuke MORI