[Linux-ha-jp] DRBDのMaster固定化に関して

Back to archive index

Takehiro Matsushima takeh****@gmail*****
2015年 6月 15日 (月) 20:15:12 JST


あきやまさん

松島と申します。

> DRBDのスプリットブレインが自動復旧する際のMasterを固定化することは可能でしょうか?
> 現在運用しているマシンでDRBD通信障害でスタンドアロンになった際に
> マシンを再起動しましたが、再起動時にSlave側の古いデータで再同期され、
> 最新データが消えてしまう事象が発生してしまったので、再発防止策として設定を変更したいと考えています。

両方のノードに書き込みが発生してしまい、たまたま元々Slaveだった方のデータで上書きされたということでしょうか?
IPMIを備えるサーバであれば、STONITHを使ってスプリットブレインを防ぐのが確実ですが、これが使えない場合には、
VIPcheck RAを組み合わせることである程度回避できると思います。
加えて、一旦故障したリソースを再組込しないよう(VIPcheckによって確実に阻止されるよう)、migration-threshold=1を入れておくと良いと思います。

VIPcheckの使い方ですが、
http://osdn.jp/projects/linux-ha/releases/45456
からダウンロードして、RAを配置された上で、(手前味噌ですが)
http://qiita.com/takehironet/items/08716d3a9d1165f47b5c
で簡単に解説しております。
サービスLAN上に特定のIPアドレスが無いことがわかるとVIPcheckのStartアクションは成功します。
誰もすでにVIPを持っていない状態であることを確認した上で、DRBDのPromoteを実行する(colocationで縛ります)という方法になります。

VIPcheck -> DRBD -> DRBDを利用するリソース -> IPaddr2
という流れで縛りをかけるというのを私はよく使っています。


以上、いかがでしょうか?

Takehiro Matsushima



Linux-ha-japan メーリングリストの案内
Back to archive index