長南です。 台風はいかがでしたか。私の方は荒川沿いですが、まあまあ無事でした。 もっとも、避難勧告が出たときには、道路がすでに冠水していて、逃げる どころではありませんでした。後になってゾッとしました。 この翻訳は、ほとんど問題ありません。変更なさった部分も素直な訳し方になっていて、 よいと思います。細かいことをあえて言えば、 ○ If called with one parameter the columns of each line will be removed starting with the specified first column. If called with two parame‐ ters the columns from the first column to the last column will be removed. 引数一つだけが与えられた場合は、 指定された first の桁以降のすべての桁 が削除される。 二つの引数が指定された場合は、 first の桁と last の桁の 間の桁が削除される。 「first の桁」という言い方がちょっと不自然に感じられます。 「first 桁、first 桁目、first 番目の桁」の方が自然ではないでしょうか。 それから、「first の桁と last の桁の間の桁」が、曖昧かもしれません。 first 桁目と last 桁目が含まれるのかどうか、ちょっと迷います。 「first 桁目から last 桁目までの部分が削除される」の方が明解だと思います。 まあ、どちらでも大して変わらないとも言えますが。 最初の文の訳は、「引き数が 1 つだけ与えられた場合は、指定された first 桁目から、行末までが削除される」もあると思います。 # このコマンド、日本語のファイルに使った場合、動作がわかりにくいですね。 ○ ついでに、「名前」セクション。「指定した桁を削除する」と、前のままですが、 「指定した桁をファイルから削除する」と、"from a file" を訳出したほうが よいかもしれません。このコマンドはフィルターとしか使えないので、あえて省略 したということでしょうか。 さて、進行状況はどうなっていますか。私としては、佐藤さんがボールを投げ返して くださる番だと思って、待っているところです。 投稿がいっぺんにたくさんあると、チェックするのも大変なので、推敲の済んだものから 少しづつ投稿してくださると、ありがたいと思います。tar はもちろん、util-unix の コマンドも基本的なものなので、できるだけ早く公開したほうがよいでしょう。 いっぺんにではなく、できたものから公開していけばよいと思います。 なお、もっと早く言うべきことでしたが、sysstat と iproute2 については、 私の全然知らないことなので、ほかの方にチェックしていただきたいと思います。 util-linux については、ボチボチやっていくつもりですが、途中でくたびれて しまうかもしれません。たくさんありますから。 ついでに。 佐藤さんはもうご存知でしょうが、私は先日ようやく cal の "--week" の 使い方に気づきました。 $ cal --week=25 2019 $ cal -s --week=25 2019 $ cal -m --week=25 2019 というふうに使うんですね。そうすると、2019 年の第 25 週がある月のカレンダーが 表示される。このとき、年度も指定しなければならず、月を指定してはいけない (月を指定すると、月が優先される)。なお、"-w" は引き数を取らない。 私は、年度指定をせずに試していたので、長い間分かりませんでした。 -- 長南洋一