元木です。 最終的な決定はみなさんにお任せします。 以下、コメントです。 On Thu, Mar 25, 2021 at 10:21 AM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote: > > 長南です。 > > 提案があります。翻訳率 80% 以上でないと、出力しないというのは、 > po4a のデフォルトでしょう。 po4a のデフォルト (-k オプション) は 80% ですが、 この 80% は manual/LDP_man-pages/Makefile [1] の先頭付近の THRESH = 80 で指定しています。 [1] https://ja.osdn.net/projects/linuxjm/scm/git/jm/blobs/master/manual/LDP_man-pages/Makefile > 80% がそういうものなら、それにとらわれずに、 > LDP man-pages 5.10 については、翻訳率がもっと低くても > リリースしてよいのではないでしょうか。ribbon さんが改訂版を投稿して > くださるとして、3.79 のマニュアルの中に、それだけ 5.10 というのも > 変なものですし、セクション 2 や 3 のマニュアルは、一般に、英語混じりでも、 > 新しい方がよいのでしょう。元木さんが original と po ファイルを > 5.10 に折角バージョンアップしてくださったのですから、それを生かさずに、 > タンスの肥やしならぬリポジトリの肥やしにしてしまうのは、もったいないと > 思います。この際、3 分の 2 ぐらい (つまり、66%) 日本語化してあれば、 > まあ用が足りるだろうということで、5.10 版を出してしまったらどうでしょうか。 これまでの経験だと、LDP man-pages の original のバージョンを上げた際に、 多くの fuzzy/untranslated が発生するのは、ごく普通のことです、 その多くは、単数形と複数形の修正、句読点の修正、関数名を一つ追加しただけ、 準拠する標準の変更、サンプルプログラムの修正、などごく単純な変更です。 これらが、翻訳率をがっつり下げてくれます。 LDP man-pages のバージョンアップで必要となる作業は ・比較的単純な変更 (上記であげたようなもの) への対処 ・追加の翻訳作業 に大別できて、個人的な印象ではほぼ 50:50 です。 前者を片付けることで、多くの翻訳を維持することができます。 私がやっていたときには、前者を片付けることを最初のマイルストーンにしていました。 今回の LDP man-pages の更新 (3.79 → 5.10) では、 original を更新して po4a が動くようにしただけで、 比較的単純な変更の対処も行っていない状況です。 翻訳作業というよりは、変更点を確認して反映していくだけの地道な作業です。 > 取りあえず、英語混じりのものをリリースしておいて、「翻訳してくださる方は、 > 日本語 100% を目指してください」という行き方にするわけです (英語混じりで > 満足してしまう人が多いでしょうけれど)。 上で書きましたが、翻訳というより追従という地道な作業と、ちゃんとした翻訳作業、 を分けて考えた方がいいと思います。 地道な作業のボランティアが、果たしているのかは知りませんが。 > untrans.html を awk で処理したら、翻訳率とマニュアル数は > こんな風になりました。かなりいい加減な計算ですが、目安にはなると > 思います。 > > 翻訳率 マニュアル数 > 100%: 0 > over 80%: 302 > over 70%: 589 > over 66%: 734 > over 60%: 835 > over 50%: 915 > total: 1045 > > 66% (2/3) に深い意味はありません。70% だと、公開するマニュアルが > 少なすぎるだろうし、60% だと、マニュアルの見かけが英語だらけに > なるのではないか、ぐらいの感覚的な判断です。 > > ただ、66% だと、たとえば printf.3 は翻訳率 62.43%、sync.2 は > 65.22% ですから、どちらもリリースに含まれません。そういう基本的な > 関数やシステムコールについては、*.cfg で個別的に対応してもよいでしょうし、 > あるいは、全体の閾値を 60% にしてしまってもよいと思います。 printf.3 も sync.2 も、「比較的単純な変更への対処」を手元でやってみたら、 一瞬で 80% 付近になりました。 閾値を下げるのもいいかもしれませんが、「比較的単純な変更への対処」を やる気があるのかで全く状況が変わってくると思います。 > ある程度日本語部分があれば、それだけでも取っ付きやすいだろうと考えるなら、 > マニュアルすべてについて、50% 以下の翻訳率でも構わないかもしれません。 > 皆さんはどうお考えでしょうか。LDP man-pages は、翻訳率が低くても > 公開したほうがよいでしょうか。公開する場合、翻訳率はどのくらいが > 適切でしょうか。 あと、翻訳率に関していうと、多くのページは PO ファイルで翻訳の必要のないものを コピーしていくだけで、40%の翻訳率に達します。それだけで60%になる場合もあります。 80%という閾値は、このあたりを考慮して、それなりに日本語が入っているように見える、 で選択したような記憶があります。70% にしても大丈夫でしょうが、60%だとたぶん 英語だらけに見えると思います。 > それから、もう一つ。 > バージョン 3.79 と 5.10 の両方を公開して、どちらを利用するかは > ユーザ (あるいは、ディストリビューションのパッケージマネージャー) > に選んでもらうようには、できないのでしょうか。 > JM のサイトでも、選択して読めるとよいと思います。 うーん、今の website への変換スクリプトでは、そのままではたぶん対応できないはず。 こいつらは私が書いたものではなく、以前のものを動くようにしただけなので、 もう見たくないです。マニュアル対処でウェブページにコンテンツを追加するなどの 対応はできるかもしれませんが、意欲のある人にお任せします。 なにせ私が日本語マニュアルを読まない人になってしまったので。 > ところで、ribbon さんは、どのマニュアルの改訂をなさっているのですか。 > 伺っておいたほうがよいような気がします。 > > -- > 長南洋一 > > _______________________________________________ > linuxjm-discuss mailing list > linux****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss