Google 音声認識アドオンを日本語以外の言語にしたときにも、どうやら1文字ごとの読み上げはうまく動かないようです。
例えば hello を入力して、確定をすると、最後の l o しか聞き取れなかったりします。
ログレベルを入出力にすると、各文字ごとに speak typed character は実行されています。
おそらく入力文字の読み上げはオフにして、入力単語の読み上げだけをオンにする使い方が前提になっているのでしょう。
このあたりの処理は、将来の点字ディスプレイからの文字入力サポートにおいても、日本語入力の特殊性として影響してきそうです。
Google音声認識 googleSpeechRecognition (GSR) アドオンで日本語入力を確定したときに、文字を何度も繰り返して読んだり、1文字ずつ読んだり、読み上げの前後に選択中の入力メソッドの名前を読み上げたりしています。
http://addons.nvda-project.org/addons/googleSpeechRecognition.ja.html
現在は Windows 8 (64ビット) + NVDA 2013.2jp + GSR アドオン version 1.0-dev での確認です。
詳細はまだ調査中ですが「NVDA日本語版の文字入力拡張」や「入力文字の読み上げ」を無効にすればこの現象はありません。
このアドオンが認識結果を確定(アプリケーションに送信)するときに使っている brailleInput.handler.sendChars() が、内部で winUser.SendInput() を使っていて、これが日本語文字入力サポートの実装に想定外のイベントを送っているためと思われます。