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2011年 3月 5日 (土) 21:52:13 JST


5 new revisions:

Revision: 388086fd3b
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:16:48 2011
Log: library/array.rst 差分翻訳 + 改行調整
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=388086fd3b

Revision: 1fdd5bd248
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:24:16 2011
Log: library/timeit.rst 差分翻訳 + 改行調整
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=1fdd5bd248

Revision: a9df047161
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:26:42 2011
Log: library/calendar.rst markup と訳文修正
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=a9df047161

Revision: 45f1d5ff50
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:27:37 2011
Log: library/multiprocessing.rst 修正
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=45f1d5ff50

Revision: ab62694c1f
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:40:54 2011
Log: merge
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=ab62694c1f

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Revision: 388086fd3b
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:16:48 2011
Log: library/array.rst 差分翻訳 + 改行調整
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=388086fd3b

Modified:
  /library/array.rst

=======================================
--- /library/array.rst	Sat Apr 17 23:22:25 2010
+++ /library/array.rst	Sat Mar  5 04:16:48 2011
@@ -24,7 +24,7 @@
   
+----------+----------------+------------------------+-------------------------+
  | ``'B'``  | unsigned char  | int型                  |  
1                       |
   
+----------+----------------+------------------------+-------------------------+
-| ``'u'``  | Py_UNICODE     | Unicode文字(unicode型) |  
2                       |
+| ``'u'``  | Py_UNICODE     | Unicode文字(unicode型) | 2 (ノートを参照 
)        |
   
+----------+----------------+------------------------+-------------------------+
  | ``'h'``  | signed short   | int型                  |  
2                       |
   
+----------+----------------+------------------------+-------------------------+
@@ -43,6 +43,11 @@
  | ``'d'``  | double         | float型                |  
8                       |
   
+----------+----------------+------------------------+-------------------------+

+.. note::
+
+    ``'u'`` 型コードは Python の Unicode 文字列に対応します。
+    一文字幅の文字は 2 バイトで二文字幅の文字は 4 バイトです。
+
  値の実際の表現はマシンアーキテクチャ (厳密に言うとCの実装) によって決まりま 
す。
  値の実際のサイズは :attr:`itemsize` 属性から得られます。
  Python の通常の整数型では C の unsigned (long) 整数の最大範囲を表せないた 
め、
@@ -51,27 +56,32 @@
  このモジュールでは次の型を定義しています:


-.. function:: array(typecode[, initializer])
-
-   要素のデータ型が *typecode* に限定される新しいアレイを返します。オプショ 
ンの値 *initializer* を渡すと初期値になりますが、
+.. class:: array(typecode[, initializer])
+
+   要素のデータ型が *typecode* に限定される新しいアレイで、
+   オプションの値 *initializer* を渡すと初期値になりますが、
     リスト、文字列または適当な型のイテレーション可能オブジェクトでなければな 
りません。

     .. versionchanged:: 2.4
        以前はリストか文字列しか受け付けませんでした。

     リストか文字列を渡した場合、新たに作成されたアレイの :meth:`fromlist` 、
-   :meth:`fromstring` あるいは :meth:`fromunicode` メソッド (以下を参照して 
下さい)
-   に渡され、初期値としてアレイに追加されます。それ以外の場合には、イテレー 
ション可能オブジェクト *initializer* は新たに作成
-   されたオブジェクトの :meth:`extend` メソッドに渡されます。
+   :meth:`fromstring` あるいは :meth:`fromunicode` メソッド
+   (以下を参照して下さい)に渡され、初期値としてアレイに追加されます。
+   それ以外の場合には、イテレーション可能オブジェクト
+   *initializer* は新たに作成されたオブジェクトの :meth:`extend` メソッドに 
渡されます。


  .. data:: ArrayType

-   :func:`array` の別名です。撤廃されました。
-
-アレイオブジェクトでは、インデクス指定、スライス、連結および反復といった、 
通常のシーケンスの演算をサポートしています。スライス代入を使うときは、
-代入値は同じ型コードのアレイオブジェクトでなければなりません。それ以外のオ 
ブジェクトを指定すると :exc:`TypeError` を送出します。
-アレイオブジェクトはバッファインタフェースを実装しており、バッファオブジェ 
クトをサポートしている場所ならどこでも利用できます。
+   :class:`array` の別名です。撤廃されました。
+
+アレイオブジェクトでは、インデクス指定、スライス、連結および反復といった、
+通常のシーケンスの演算をサポートしています。スライス代入を使うときは、
+代入値は同じ型コードのアレイオブジェクトでなければなりません。
+それ以外のオブジェクトを指定すると :exc:`TypeError` を送出します。
+アレイオブジェクトはバッファインタフェースを実装しており、
+バッファオブジェクトをサポートしている場所ならどこでも利用できます。

  次のデータ要素やメソッドもサポートされています:

@@ -93,10 +103,14 @@

  .. method:: array.buffer_info()

-   アレイの内容を記憶するために使っているバッファの、現在のメモリアドレスと 
要素数の入ったタプル ``(address, length)`` を返します。
-   バイト単位で表したメモリバッファの大きさは ``array.buffer_info()[1] *  
array.itemsize`` で計算できま
-   す。例えば :cfunc:`ioctl` 操作のような、メモリアドレスを必要とする低レベ 
ルな (そして、本質的に危険な) I/Oインタフェースを使って作業する
-   場合に、ときどき便利です。アレイ自体が存在し、長さを変えるような演算を適 
用しない限り、有効な値を返します。
+   アレイの内容を記憶するために使っているバッファの、
+   現在のメモリアドレスと要素数の入ったタプル ``(address, length)`` を返し 
ます。
+   バイト単位で表したメモリバッファの大きさは
+   ``array.buffer_info()[1] * array.itemsize`` で計算できます。
+   例えば :c:func:`ioctl` 操作のような、メモリアドレスを必要とする低レベル 
な
+   (そして、本質的に危険な) I/Oインタフェースを使って作業する場合に、
+   ときどき便利です。アレイ自体が存在し、長さを変えるような演算を適用しない 
限り、
+   有効な値を返します。

     .. note::

@@ -109,9 +123,12 @@

  .. method:: array.byteswap()

-   アレイのすべての要素に対して「バイトスワップ」(リトルエンディアンとビッ 
グエンディアンの変換) を行います。このメソッドは大きさが 1、2、4 および 8
-   バイトの値にのみをサポートしています。他の型の値に使う 
と :exc:`RuntimeError` を送出します。異なるバイトオーダをもつ計算機
-   で書かれたファイルからデータを読み込むときに役に立ちます。
+   アレイのすべての要素に対して「バイトスワップ」
+   (リトルエンディアンとビッグエンディアンの変換) を行います。
+   このメソッドは大きさが 1、2、4 および 8 バイトの値にのみをサポートしてい 
ます。
+   他の型の値に使うと :exc:`RuntimeError` を送出します。
+   異なるバイトオーダをもつ計算機で書かれたファイルからデータを読み込むとき 
に\
+   役に立ちます。


  .. method:: array.count(x)
@@ -121,9 +138,12 @@

  .. method:: array.extend(iterable)

-   *iterable* から要素を取り出し、アレイの末尾に要素を追加します。  
*iterable* が別のアレイ型である場合、二つのアレイは *全く* 同
-   じ型コードをでなければなりません。それ以外の場合には :exc:`TypeError` を 
送出します。 *iterable*
-   がアレイでない場合、アレイに値を追加できるような正しい型の要素からなるイ 
テレーション可能オブジェクトでなければなりません。
+   *iterable* から要素を取り出し、アレイの末尾に要素を追加します。
+   *iterable* が別のアレイ型である場合、
+   二つのアレイは *全く* 同じ型コードでなければなりません。
+   それ以外の場合には :exc:`TypeError` を送出します。
+   *iterable* がアレイでない場合、アレイに値を追加できるような\
+   正しい型の要素からなるイテレーション可能オブジェクトでなければなりませ 
ん。

     .. versionchanged:: 2.4
        以前は他のアレイ型しか引数に指定できませんでした。
@@ -148,15 +168,18 @@

  .. method:: array.fromstring(s)

-   文字列から要素を追加します。文字列は、 (ファイルから :meth:`fromfile` メ 
ソッドを使って値を読み込んだときのように)
+   文字列から要素を追加します。文字列は、
+   (ファイルから :meth:`fromfile` メソッドを使って値を読み込んだときのよう 
に)
     マシン依存のデータ形式で表された値の配列として解釈されます。


  .. method:: array.fromunicode(s)

-   指定した Unicode 文字列のデータを使ってアレイを拡張します。アレイの型 
コードは ``'u'`` でなければなりません。それ以外の場合には、
-   :exc:`ValueError` を送出します。他の型のアレイに Unicode 型のデータ
-   を追加するには、 ``array.fromstring(unicodestring.decode(enc))`` を使っ 
てください。
+   指定した Unicode 文字列のデータを使ってアレイを拡張します。
+   アレイの型コードは ``'u'`` でなければなりません。
+   それ以外の場合には、:exc:`ValueError` を送出します。
+   他の型のアレイに Unicode 型のデータを追加するには、
+   ``array.fromstring(unicodestring.decode(enc))`` を使ってください。


  .. method:: array.index(x)
@@ -166,7 +189,8 @@

  .. method:: array.insert(i, x)

-   アレイ中の位置 *i* の前に値 *x* をもつ新しい要素を挿入します。 *i* の値 
が負の場合、アレイの末尾からの相対位置として扱います。
+   アレイ中の位置 *i* の前に値 *x* をもつ新しい要素を挿入します。
+   *i* の値が負の場合、アレイの末尾からの相対位置として扱います。


  .. method:: array.pop([i])
@@ -180,9 +204,12 @@
     .. deprecated:: 1.5.1
        :meth:`fromfile` メソッドを使ってください。

-   ファイルオブジェクト *f* から (マシン依存のデータ形式そのままで) *n* 個 
の要素を読み出し、アレイの末尾に要素を追加します。 *n*
-   個の要素を読めなかったときは :exc:`EOFError` を送出しますが、それまでに 
読み出せた値はアレイに追加されています。 *f*
-   は本当の組み込みファイルオブジェクトでなければなりません。 :meth:`read`  
メソッドをもつ他の型では動作しません。
+   ファイルオブジェクト *f* から (マシン依存のデータ形式そのままで)
+   *n* 個の要素を読み出し、アレイの末尾に要素を追加します。
+   *n* 個の要素を読めなかったときは :exc:`EOFError` を送出しますが、
+   それまでに読み出せた値はアレイに追加されています。
+   *f* は本当の組み込みファイルオブジェクトでなければなりません。
+   :meth:`read` メソッドをもつ他の型では動作しません。


  .. method:: array.remove(x)
@@ -197,7 +224,8 @@

  .. method:: array.tofile(f)

-   アレイのすべての要素をファイルオブジェクト *f* に (マシン依存のデータ形 
式そのままで)書き込みます。
+   アレイのすべての要素をファイルオブジェクト *f* に
+   (マシン依存のデータ形式そのままで)書き込みます。


  .. method:: array.tolist()
@@ -212,8 +240,11 @@

  .. method:: array.tounicode()

-   アレイを Unicode 文字列に変換します。アレイの型コードは ``'u'`` でなけれ 
ばなりません。それ以外の場合には :exc:`ValueError`
-   を送出します。他の型のアレイから Unicode 文字列を得るには、  
``array.tostring().decode(enc)`` を使ってください。
+   アレイを Unicode 文字列に変換します。
+   アレイの型コードは ``'u'`` でなければなりません。
+   それ以外の場合には :exc:`ValueError` を送出します。
+   他の型のアレイから Unicode 文字列を得るには、
+   ``array.tostring().decode(enc)`` を使ってください。


  .. method:: array.write(f)
@@ -221,13 +252,17 @@
     .. deprecated:: 1.5.1
        :meth:`tofile` メソッドを使ってください。

-   ファイルオブジェクト *f* に、全ての要素を(マシン依存のデータ形式そのまま 
で)書き込みます。
-
-アレイオブジェクトを表示したり文字列に変換したりすると、 ``array(typecode,  
initializer)`` という形式で表現されま
-す。アレイが空の場合、 *initializer* の表示を省略します。アレイが空でなけれ 
ば、 *typecode* が ``'c'`` の場合には文字列に、
-それ以外の場合には数値のリストになります。関数 :func:`array` を ``from  
array import array`` で import して
-いる限り、変換後の文字列に :func:`eval` を用いると元のアレイオブジェクトと 
同じデータ型と値を持つアレイに逆変換できること
-が保証されています。文字列表現の例を以下に示します::
+   ファイルオブジェクト *f* に、
+   全ての要素を(マシン依存のデータ形式そのままで)書き込みます。
+
+アレイオブジェクトを表示したり文字列に変換したりすると、
+``array(typecode, initializer)`` という形式で表現されます。
+アレイが空の場合、 *initializer* の表示を省略します。
+アレイが空でなければ、 *typecode* が ``'c'`` の場合には文字列に、
+それ以外の場合には数値のリストになります。
+関数 :func:`array` を ``from array import array`` で import している限り、
+変換後の文字列に :func:`eval` を用いると元のアレイオブジェクトと同じデータ 
型と値を\
+持つアレイに逆変換できることが保証されています。文字列表現の例を以下に示し 
ます::

     array('l')
     array('c', 'hello world')
@@ -242,12 +277,12 @@
        異なる種類のバイナリデータのパックおよびアンパック。

     Module :mod:`xdrlib`
-      遠隔手続き呼び出しシステムで使われる外部データ表現仕様 (External  
Data Representation, XDR)
-      のデータのパックおよびアンパック。
+      遠隔手続き呼び出しシステムで使われる外部データ表現仕様
+      (External Data Representation, XDR) のデータのパックおよびアンパッ 
ク。

     `The Numerical Python Manual  
<http://numpy.sourceforge.net/numdoc/HTML/numdoc.htm>`_
-      Numeric Python 拡張モジュール (NumPy) では、別の方法でシーケンス型を 
定義しています。Numerical Python
-      に関する詳しい情報は http://numpy.sourceforge.net/ を参照してくださ 
い。
+      Numeric Python 拡張モジュール (NumPy) では、別の方法でシーケンス型を 
定義しています。
+      Numerical Python に関する詳しい情報は http://numpy.sourceforge.net/  
を参照してください。
        (NumPy マニュアルの PDF バージョンは
        http://numpy.sourceforge.net/numdoc/numdoc.pdf で手に入ります。)


==============================================================================
Revision: 1fdd5bd248
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:24:16 2011
Log: library/timeit.rst 差分翻訳 + 改行調整
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=1fdd5bd248

Modified:
  /library/timeit.rst

=======================================
--- /library/timeit.rst	Tue Jun  8 18:45:16 2010
+++ /library/timeit.rst	Sat Mar  5 04:24:16 2011
@@ -12,8 +12,9 @@
     single: Benchmarking
     single: Performance

-このモジュールは Python の小さなコード断片の時間を簡単に計測する手段を提供 
します。インターフェースはコマンドラインとメソッドとして呼び出し可
-能なものの両方を備えています。また、このモジュールは実行時間の計測にあたり 
陥りがちな落し穴に対する様々な対策が取られています。詳しくは、 O'Reilly の
+このモジュールは Python の小さなコード断片の時間を簡単に計測する手段を提供 
します。
+インターフェースはコマンドラインとメソッドとして呼び出し可能なものの両方を 
備えています。
+また、このモジュールは実行時間の計測にあたり陥りがちな落し穴に対する様々な 
対策が取られています。詳しくは、 O'Reilly の
  Python Cookbook、"Algorithms" の章にある Tim Peters が書いた解説を参照して 
ください。

  このモジュールには次のパブリック・クラスが定義されています。
@@ -24,8 +25,8 @@
     小さなコード断片の実行時間計測をおこなうためのクラスです。

     コンストラクタは引数として、時間計測の対象となる文、セットアップに使用す 
る追加の文、タイマ関数を受け取ります。文のデフォルト値は両方とも
-   ``'pass'`` で、タイマ関数はプラットフォーム依存(モジュールの doc string  
を参照)です。文には複数行の文字列リテラルを含まない限り、改行を
-   入れることも可能です。
+   ``'pass'`` で、タイマ関数はプラットフォーム依存(モジュールの doc string  
を参照)です。
+   *stmt* と *setup* は複数行の文字列リテラルを含まない限り、改行や ``;``  
で区切られた複数の文を入れることができます。

     最初の文の実行時間を計測には :meth:`timeit` メソッドを使用します。ま 
た :meth:`timeit` を複数回呼び出し、その結果のリストを返す
     :meth:`repeat` メソッドも用意されています。
@@ -67,23 +68,23 @@

     .. note::

-      結果のベクトルから平均値や標準偏差を計算して出力させたいと思うかもし 
れませんが、それはあまり意味がありません。多くの場合、最も低い値がそのマ
-      シンが与えられたコード断片を実行する場合の下限値です。結果のうち高め 
の値は、Python のスピードが一定しないために生じたものではなく、時刻取得
-      の際他のプロセスと衝突がおこったため、正確さが損なわれた結果生じたも 
のです。したがって、結果のうち :func:`min` だけが見るべき値となりま
-      す。この点を押さえた上で、統計的な分析よりも常識的な判断で結果を見る 
ようにしてください。
+      結果のベクトルから平均値や標準偏差を計算して出力させたいと思うかもし 
れませんが、それはあまり意味がありません。
+      多くの場合、最も低い値がそのマシンが与えられたコード断片を実行する場 
合の下限値です。
+      結果のうち高めの値は、Python のスピードが一定しないために生じたもので 
はなく、時刻取得の際他のプロセスと衝突がおこったため、
+      正確さが損なわれた結果生じたものです。したがって、結果のう 
ち :func:`min` だけが見るべき値となります。
+      この点を押さえた上で、統計的な分析よりも常識的な判断で結果を見るよう 
にしてください。


  .. method:: Timer.timeit([number=1000000])

-   メイン文の実行時間を *number* 回取得します。このメソッドはセットアップ文 
を1回だけ実行し、メイン文を指定回数実行するのにかかった秒数を浮動
-   小数で返します。引数はループを何回実行するかの指定で、デフォルト値は  
100万回です。メイン文、セットアップ文、タイマ関数はコンストラクタで指
-   定されたものを使用します。
+   メイン文の実行時間を *number* 回取得します。このメソッドはセットアップ文 
を1回だけ実行し、メイン文を指定回数実行するのにかかった秒数を浮動小数で返し 
ます。
+   引数はループを何回実行するかの指定で、デフォルト値は 100万回です。メイン 
文、セットアップ文、タイマ関数はコンストラクタで指定されたものを使用します。

     .. note::

        デフォルトでは、 :meth:`timeit` は時間計測中、一時的にガーベッジコレ 
クション(:term:`garbage collection`)を切ります。
-      このアプローチの利点は、個別の測定結果を比較しやすくなることです。不 
利な点は、GC が測定している関数のパフォーマンスの重要な一部かもしれな
-      いということです。そうした場合、 *setup* 文字列の最初の文で GC を再度 
有効にすることができます。例えば ::
+      このアプローチの利点は、個別の測定結果を比較しやすくなることです。不 
利な点は、GC が測定している関数のパフォーマンスの重要な一部かもしれないとい 
うことです。
+      そうした場合、 *setup* 文字列の最初の文で GC を再度有効にすることがで 
きます。例えば ::

           timeit.Timer('for i in xrange(10):  
oct(i)', 'gc.enable()').timeit()

@@ -145,18 +146,28 @@
  -h/ :option:`--help`
     簡単な使い方を表示して終了する

-文は複数行指定することもできます。その場合、各行は独立した文として引数に指 
定されたものとして処理します。クォートと行頭のスペースを使って、イ
-ンデントした文を使うことも可能です。この複数行のオプションは  :option:`-s`  
においても同じ形式で指定可能です。
-
-オプション :option:`-n` でループの回数が指定されていない場合、10回から始め 
て、所要時間が 0.2 秒になるまで回数を増やすことで適切なループ
-回数が自動計算されるようになっています。
-
-デフォルトのタイマ関数はプラットフォーム依存です。Windows の場 
合、 :func:`time.clock` はマイクロ秒の精度がありますが、
-:func:`time.time` は 1/60 秒の精度しかありません。一方 Unixの場 
合、 :func:`time.clock` でも 1/100
-秒の精度があり、 :func:`time.time` はもっと正確です。いずれのプラットフォー 
ムにおいても、デフォルトのタイマ関数は CPU
-時間ではなく通常の時間を返します。つまり、同じコンピュータ上で別のプロセス 
が動いている場合、タイミングの
-衝突する可能性があるということです。正確な時間を割り出すために最善の方法 
は、時間の取得を数回くり返しその中の最短の時間を採用することです。
-:option:`-r` オプションはこれをおこなうもので、デフォルトのくり返し回数は 
3回になっています。多くの場合はデフォルトのままで充分でしょう。
+文は複数行指定することもできます。
+その場合、各行は独立した文として引数に指定されたものとして処理します。
+クォートと行頭のスペースを使って、インデントした文を使うことも可能です。
+この複数行のオプションは  :option:`-s` においても同じ形式で指定可能です。
+
+オプション :option:`-n` でループの回数が指定されていない場合、10回から始め 
て、
+所要時間が 0.2 秒になるまで回数を増やすことで適切なループ回数が\
+自動計算されるようになっています。
+
+デフォルトのタイマ関数はプラットフォーム依存です。Windows の場合、
+:func:`time.clock` はマイクロ秒の精度がありますが、
+:func:`time.time` は 1/60 秒の精度しかありません。
+一方 Unixの場合、 :func:`time.clock` でも 1/100 秒の精度があり、
+:func:`time.time` はもっと正確です。いずれのプラットフォームにおいても、
+デフォルトのタイマ関数は CPU 時間ではなく通常の時間を返します。
+つまり、同じコンピュータ上で別のプロセスが動いている場合、
+タイミングの衝突する可能性があるということです。
+正確な時間を割り出すために最善の方法は、
+時間の取得を数回くり返しその中の最短の時間を採用することです。
+:option:`-r` オプションはこれをおこなうもので、
+デフォルトのくり返し回数は3回になっています。
+多くの場合はデフォルトのままで充分でしょう。
  Unixの場合 :func:`time.clock` を使って CPU 時間で測定することもできます。

  .. note::
@@ -164,16 +175,20 @@
     pass 文の実行による基本的なオーバーヘッドが存在することに注意してくださ 
い。ここにあるコードはこの事実を隠そうとはしておらず、注意を払う
     必要があります。基本的なオーバーヘッドは引数なしでプログラムを起動するこ 
とにより計測できます。

-基本的なオーバヘッドは Python のバージョンによって異なります。Python 2.3 と 
それ以前の Python の公平な比較をおこなう場合、古い方の
-Python は  :option:`-O` オプションで起動し ``SET_LINENO`` 命令の実行時間が 
含まれないようにする必要があります。
+基本的なオーバヘッドは Python のバージョンによって異なります。
+Python 2.3 とそれ以前の Python の公平な比較をおこなう場合、
+古い方の Python は  :option:`-O` オプションで起動し
+``SET_LINENO`` 命令の実行時間が含まれないようにする必要があります。


  使用例
  ------

-以下に2つの使用例を記載します(ひとつはコマンドライン・インターフェースによ 
るもの、もうひとつはモジュール・インターフェースによるものです)。
-内容はオブジェクトの属性の有無を調べるのに :func:`hasattr` を使った場合 
と :keyword:`try` / :keyword:`except`
-を使った場合の比較です。 ::
+以下に2つの使用例を記載します
+(ひとつはコマンドライン・インターフェースによるもの、
+もうひとつはモジュール・インターフェースによるものです)。
+内容はオブジェクトの属性の有無を調べるのに :func:`hasattr` を使った場合と
+:keyword:`try` / :keyword:`except` を使った場合の比較です。 ::

     % timeit.py 'try:' '  str.__nonzero__' 'except AttributeError:' '  pass'
     100000 loops, best of 3: 15.7 usec per loop
@@ -218,8 +233,8 @@
     >>> print "%.2f usec/pass" % (1000000 * t.timeit(number=100000)/100000)
     3.15 usec/pass

-定義した関数に :mod:`timeit` モジュールがアクセスできるようにするために、 
import 文の入った ``setup``
-引数を渡すことができます::
+定義した関数に :mod:`timeit` モジュールがアクセスできるようにするために、
+import 文の入った ``setup`` 引数を渡すことができます::

     def test():
         "Stupid test function"

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Revision: a9df047161
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:26:42 2011
Log: library/calendar.rst markup と訳文修正
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=a9df047161

Modified:
  /library/calendar.rst

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--- /library/calendar.rst	Sun Nov 28 02:19:08 2010
+++ /library/calendar.rst	Sat Mar  5 04:26:42 2011
@@ -20,10 +20,8 @@
  このモジュールで提供する関数とクラスのほとんどは :mod:`datetime` に依存して 
おり、
  過去も未来も現代のグレゴリオ暦を利用します。
  この方式は Dershowitz と Reingold の書籍「Calendrical Calculations」にある
-proleptic Gregorian 暦に一致しており、同書では全ての計算の基礎となる暦とし 
ています。r
----  (訳注: proleptic Gregorian 暦とはグレゴリオ暦制定(1582年)以前について 
も
-グレゴリオ暦で言い表す暦の方式のことで ISO 8601 などでも採用されています)
-
+proleptic Gregorian 暦に一致しており、同書では全ての計算の基礎となる暦とし 
ています。
+[#]_

  .. class:: Calendar([firstweekday])

@@ -163,13 +161,13 @@
        が真であればヘッダには年も含まれます。そうでなければ月の名前だけが使 
われます。


-   .. method:: HTMLCalendar.formatyear(theyear[, width])
+   .. method:: formatyear(theyear[, width])

        一年分のカレンダーを HTML のテーブルとして返します。
        *width* の値 (デフォルトでは 3 です) は何ヶ月分を一行に収めるかを指定 
します。


-   .. method:: HTMLCalendar.formatyearpage(theyear[, width[, css[,  
encoding]]])
+   .. method:: formatyearpage(theyear[, width[, css[, encoding]]])

        一年分のカレンダーを一つの完全な HTML ページとして返します。
        *width* の値(デフォルトでは 3 です) は何ヶ月分を一行に収めるかを指定 
します。
@@ -327,3 +325,7 @@
     Module :mod:`time`
        低レベルの時間に関連した関数群。

+.. rubric:: Footnotes
+
+.. [#] 訳注: proleptic Gregorian 暦とはグレゴリオ暦制定(1582年)以前について 
も\
+   グレゴリオ暦で言い表す暦の方式のことで ISO 8601 などでも採用されています

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Revision: 45f1d5ff50
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:27:37 2011
Log: library/multiprocessing.rst 修正
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=45f1d5ff50

Modified:
  /library/multiprocessing.rst

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--- /library/multiprocessing.rst	Fri Feb 25 04:57:38 2011
+++ /library/multiprocessing.rst	Sat Mar  5 04:27:37 2011
@@ -54,8 +54,8 @@
          AttributeError: 'module' object has no attribute 'f'
          AttributeError: 'module' object has no attribute 'f'

-    (このサンプルを試すと、3つのトレースバック全てがほぼランダムに交互に重 
なって
-    表示されます、そうなったらどうにかしてマスタープロセスを止めましょう。)
+    (このサンプルを試すと、3つのトレースバック全てがほぼランダムに交互に重 
なって表示されます。
+    そうなったら、なんとかしてマスタープロセスを止めましょう。)

  :class:`Process` クラス
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
@@ -2045,7 +2045,7 @@

  sys.stdin をファイル形式のオブジェクトへ置き換えることに注意してください

-    :mod:`muliprocessing` は 
元々 :method:`muliprocessing.Process.__bootstrap` の
+    :mod:`muliprocessing` は 
元々 :meth:`muliprocessing.Process.__bootstrap` の
      中で無条件に

      ::

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Revision: ab62694c1f
Author: Akihiro Uchida <uchid****@ike-d*****>
Date: Sat Mar  5 04:40:54 2011
Log: merge
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=ab62694c1f




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