Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2008年 9月 3日 (水) 01:08:26 JST
熊猫です。 TOMOYO Linux 1.5.5 / 1.6.4 をリリースしました。 1.6.4 に関しては、不具合修正や機能拡張はありません。 カーネル 2.6.27-rc5 に対応したほか、 openSUSE 11.0 と Ubuntu 8.10 と Mandriva 2009.0 用のカーネルに対応しました。 今回のリリースから、 ccs-patch-2.\*.diff の中で Makefile の EXTRAVERSION に -ccs というサフィックスを 追加する部分を除去することにしました。これは、バニラカーネルや ディストリビュータのカーネルがアップデートされた場合に patch コマンドが EXTRAVERSION 行で reject してしまうのを 回避するための措置です。 ccs-patch-2.\*.diff により自動で -ccs というサフィックスが 追加されないようになったので、自前でコンパイルする方は オリジナルのカーネルを誤って上書きしてしまうことの無いように 忘れずに EXTRAVERSION を編集するようにしてください。 1.5.5 に関しては、不具合修正が中心です。 1.6.1 〜 1.6.4 の変更点の内、 1.5.x にも該当する部分を修正しました。 1.5 系列は昨年9/20にリリースされたのでもうじき1年になります。 主力は既に今年の4/1にリリースされた 1.6 系列に移っていますが、 http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/tomoyo-users/2007-September/000278.html で 「 1.5.x を長期サポートすることを目標とします」と書いていますので、 もう半年ほどサポートすることを目標にしたいと思っています。 でも、機能面でも使い勝手でも 1.6.x の方が上回っていますので、 適当な時期に 1.6.x へ移行するようにしてください。 1.5.x で作成したポリシーは 1.6.x で読み込めるので、カーネルとツールを 1.6.x にアップデートするだけで 移行できます。 先日発売が開始された Turbolinux Client 2008 には TOMOYO Linux 1.6.3 が 搭載されています。キックスタートページをご用意しました。 http://tomoyo.sourceforge.jp/ja/1.6.x/1st-step/tc2008/ また、 Turbolinux Client 2008 は Mandriva 2008.1 と同じカーネルを搭載 しているので、 Mandriva 2008.1 でも TOMOYO Linux 1.6.3 を利用できます。 http://tomoyo.sourceforge.jp/en/1.6.x/1st-step/mandriva2008.1/