Unified DAW Host Control Interface(UDHCI)とは、DAWのエンジンとUIを分離するためのインターフェイスです。
DAWエンジンが持つ機能を抽象化し、一つのUIから異なるDAWエンジンを透過的にコントロールすることが可能になることを目指しています。
[ 様々なデバイスへの対応 ]
最近では、タブレットやスマートフォンなどのモバイルデバイスが登場し、様々な音楽用アプリケーションがリリースされ始めています。
現状ではモバイルデバイスはマシンパワーの問題や外部接続用のインターフェイスが不足しているため、 DAWに関しては依然としてワークステーションが必須になっています。
しかし、今後はタブレットやスマートフォンが普及し、これらのデバイスへの対応が非常に重要になります。 DAWのエンジンとUIを切り離すためのインターフェイス仕様を決め、移行をスムーズにしたいと考えています。
[ ユーザの利便性向上 ]
UIをDAWエンジンと切り離すことで、異なる環境でもユーザが一番慣れたインターフェイスを選択することができるようになります。
今までは、DAWの特徴に合わせて様々なアプリケーションを行き来していましたが、このインターフェイスを利用したUIとDAWエンジンを組み合わせる事で、 一番慣れたインターフェイスで様々なDAWをコントロールすることができるようになります。
[ 市場の活性化 ] UIとDAWのエンジンを切り離すことで、開発者は自分の得意分野に注力することができるようになります。 そうすることで、様々なタイプのアプリケーションが市場にリリースされ、市場が活性化することが見込まれます。
また、今までのDAWはエンジンからUIまで全てを1パッケージとしており非常に高価だったため、初心者の参入が難しくなっておりましたが、 このインターフェイスを利用することで、「DAWエンジンはオープンソースを利用して、UIはメーカー製の物を利用する」といったユーザの金銭状況に合わせた選択が可能になります。 これにより、DAWを使用するユーザが増え、より市場を活性化すると考えています。
このプロジェクトでは、主にDAWエンジンとUIの間を取り持つインターフェイスの仕様を決定し、C++でインターフェイスライブラリを実装/配布します。
メッセージコンバータ部に関しては、当プロジェクトでは扱いません。 必要に応じて、別のプロジェクトを立ち上げる予定です。
下図のような担当でUDHCIおよびその周辺のプログラミングを行います。 ただし、必ずしもこの分担のとおりに実装するという訳ではなく、あくまでも担当の例としてお考えください。
UDHCIは主に
に向けて、リリースします。
SourceForge.net上のSVNリポジトリを利用してインターフェイスライブラリの公開を行う予定です。
SourceForge.netのフォーラム(英語のみ)、およびSourceForge.jpのフォーラム(日本語のみ)にて行う予定です。
UDHCIの仕様を考えるにあたり、先に現行のDAWの分析ページを参照してください。 分析に関するページ→ wiki:現状のDAWの分析
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LastUpdate: 2013-04-10 23:15:30, ModifiedBy: miuaco
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