[Ultramonkey-l7-users 270] Re: sslproxyを利用したセッションの維持に関して

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Shinya TAKEBAYASHI takeb****@oss*****
2010年 1月 12日 (火) 18:45:51 JST


竹林です.

  返信が遅れすみません.
  
> 現在以下のような構成で検証を行っております。
> 
> sslproxy
> |
> ultramonkey-l7(1台)
> |
> realserver(httpd 2台)
> 
> sslproxyは後から追加という形にしたのですが、
> クライアントからリクエストが来た際にソースIPアドレスがsslproxyのものにな
> ってしまうため、
> IPモジュールがセッション維持の目的では利用できなくなってしまいました。
> 
> 上記の構成で同一セッションを、
> 同一のrealserverに振り分けを行うことは可能でしょうか。

  sslproxy を挟んだ状態で IP モジュールによるパーシステンスは
実現できません.

  理由は西村さんがご指摘のとおり,IP モジュールからみた
ソース IP アドレスが sslproxy のものとなってしまうためです.

  transparent proxy として動作することはできないのです・・・


  代替案として,最初に IP モジュールで負荷分散して
sslproxy に振り分ける方法はいかがでしょうか.

  手元に試せる環境がないのでこの方法で実現できるかは
確証を持てませんが,ソフトウェアスタック上は実現可能と考えます.


  ・UM-L7 で IP モジュールを用いて負荷分散する(ここでは HTTPS)
  
  ・負荷分散先リアルサーバとして sslproxy を指定する
    sslproxy は,ポート番号をかえるなどして実在する
    リアルサーバの分だけ立ち上げる
  
  ・sslproxy の target endpoint として,実在するリアルサーバを
    指定する
  
                                               _        
  [ client ] - 「 UM-L7(IP module) -- sslproxy  l - RS#1
                L                  `- sslproxy _| - RS#2

  ただし,この方式の弊害として,X-Forwarded-For を用いてクライアントの
IP アドレスをリアルサーバ上に記録することができません.
# IP モジュール通過時は HTTPS であり,HTTP ヘッダを書き換えられないため
  

  以上,ご確認ください.
  
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Shinya TAKEBAYASHI 

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