トラブル対応

DTXManiaを開けません。起動しません。

導入方法 で説明しています。ご確認ください。

「曲データが見つかりません。」 と出て、先に進めません。

DTXManiaをインストールしたての状態の時には、 残念ながら曲データ(拡張子が.dtxの譜面ファイル)は1曲も登録されていないため、「曲データが見つかりません」と出てしまいます。

どこからか曲データを入手して、zip等を展開して、DTXManiaGR.exe以下のフォルダに格納してください。 (例えば、DTXManiaのフォルダの中にdtxdata みたいな名前のフォルダを作って、その中に曲データを入れてください)

なんか、BGMとドラムの音がズレるのですが。

まずは、CONFIGURATION - System - Sound Option - AdjustWaves: (Wave再生位置自動補正機能) をONにしてください。 初期設定ではONになっています。 これを使うことにより、CONFIGURATION - System - Sound Option - SoundType がDSoundの場合だけですが、 ズレを抑制することが出来ます (ただし演奏中プチノイズが乗ることがあります)。

その上で、「BGMAdjust」(BGMアジャスタ)機能で、BGMの位置を調整してズレを補正できます。

bgmAdjust1.png
「BGMアジャスタ」機能の概要図。 BGMなどの自動演奏チップの位置を調整できる。

この機能の使い方を上図で説明します。 左の「チップ」と真ん中の「BGM(アジャスト前)」 というのが補正前の演奏だと思ってください。 これは、本来なら点線の枠の位置にチップが収まるとちょうど良いタイミングなのに、 チップがモタって(BGMがツッコんで)ズレが出てしまっている・・という状態です。 このとき、演奏中に 「Shift」を押しながら「↑」 を押すと、 BGMのタイミングが上にずれて、ぴたりと一致させることができました。 このように使います。

演奏中に「SHIFT」+「↑」を押すと、10ms分BGMを上にずらす (=遅める=モタらせる)ことができます。 逆に、「SHIFT」+「↓」 だと、10ms分BGMを下にずらす(=早める=ツッコませる) ことになります。 「CTRL」+「SHIFT」+「↑」「↓」で、10msでなく1msずつずらすことができます。

今どのくらいずらしているかは、「DEL」を押して表示できる演奏情報で確認できます。

また、この調整結果はは .score.ini ファイルに記録され、 次回の演奏以降でも用いられます。

(参考: 音ズレ十八年戦争 より 報告B - 「同じ間隔でずれっぱなし」)

AdjustWaves を ON にしてもダメな場合は、 以下の確認を行って下さい。

1. オートプレイ時、チップより音が遅いですか? それとも音よりチップが遅いですか?
→ チップより音が遅い場合は、2.へ進んで下さい。

音よりチップが遅い場合は、ディスプレイアダプタの能力不足が考えられます。 ディスプレイアダプタやサウンドカード、 CPUの処理能力などにより、 環境によって再生にズレが生じることがあります。 (といっても、Windows7以降の世代では、このようなへっぽこ環境は稀なものになりました)

2. キーボードでDTXManiaをプレイして下さい。 (単純にスネアだけ、とかで構いません。) このときにズレは発生しますか?
→ キーボードでプレイしてもまだズレるような場合は、 おおよそ、以下のような原因が考えられます。

  • オーディオ再生のパフォーマンス設定。
    オーディオ再生のパフォーマンスを調節することで、改善できる場合があります。具体的には、Windows10の場合、以下のようにします。
    スタートボタンを押して、左下に出てくる歯車のアイコン(設定)をクリックして、システム - サウンド - (出力デバイスを選択してください、のところで、出力に使っているデバイスが正しく選択されていることを確認して、そのすぐ下にある) デバイスのプロパティ - 追加のデバイスのプロパティ で、
    • もし「Enhancements」タブがあれば、それをクリックして Disable all enhancementsにチェックを入れる。
    • 「詳細」タブで、既定の形式を「16ビット、48000Hz (DVDの音質)」にする。(16ビット、44100Hz (CDの音質)、ではなくて。)
    • 「立体音響」タブで、立体音響方式を「オフ」にする。
  • その他。
    「もともとデータの作者さんが音ズレする環境下でデータを作成された」 ってことも意外とよくあったりします。残念ながら。
    ですから、例えば作者さんが 「AdjustWaves: Wave再生位置自動補正機能」を OFFにした状態でデータを作成しているような場合は、 再生時にもこの設定をOFFにすることで、ズレが無くなる・・・・ ということもあったりします。

3. DTXのパッドを叩いたりすると背景のレーンが光りますが、 この光も音と同じくらい遅れますか? それとも、叩くとすぐ光って音だけが遅れますか?
→ 光も音と同じくらい遅れている場合は、 DTXや専コンとパソコンをつなぐケーブル(変換アダプタ)か、 またはそのドライバ(USB-MIDIドライバ等)に問題があります。(要するに、入力遅延が大きい、ということです)

この場合、とりあえず CONFIGURATION - System - BufferedInput をOFFにして、CONFIGURATION - System - Display Option - VSyncWait をOFFにすると、改善する場合があります。(もっといい方法がないか調査中です)

譜面のスクロールがガクガクです/ガタつきます/巻き戻ります/モタります。

 たぶん、WASAPI/ASIOで使っているサウンドのミキシング部分の動作負荷が大きいためにこうなります。 まず試しに CONFIGURATION - System - Sound Option - SoundType を DSound に変えてみて、 まだ演奏画面がもたつくか確認してください。もたつくようなら、これが原因ということになります。

 ただ、DSoundを使用するとサウンドの出力遅延が大きい (パッドを叩いてしばらくして音が鳴る) ので、 極力WASAPIかASIOを使うべきです。

 以下、WASAPIかASIOを使いつつ、負荷を小さくするための方法をいくつか挙げます。

  • CONFIGURATION - System - Sound Option - PolyphonicSounds の設定がもし4だったら、これを2か1にする。この設定はドラムの音の多重再生数の設定ですが、これを小さくすることでミキシングの負荷が大幅に小さくなり、演奏負荷が軽くなります。(Release 113以降は、初期値が最初から2になっています)
  • もしサウンドデバイスがUSB接続のデバイスだったりHDMI接続のデバイスならば、それは使わずに、マザーボードに搭載されているサウンドデバイスを使う(例: High Definition Audioと名前に入っているデバイス)。
    理由: USB接続やHDMI接続のサウンドデバイスは、PCI(ex)接続のサウンドデバイスと比較して、応答性が悪く、システムへの負荷も大きいため。どうしてもUSB接続デバイスを使うしかないのであれば、(WASAPIやASIOを使用している場合) WASAPIやASIOのバッファを40ms以上程度に設定してみてください。(ただしバッファを大きくすると、代償として応答性が悪くなります...つまり、パッドを叩いてから実際に音が出るまでのラグが大きくなります)
    もしくは、WASAPI共有ではなくWASAPI排他を選び、更にWASAPI EventDrivenをONにする。これで、応答性が上がる場合があります。(WASAPI共有時44msの遅延だったのが、WASAPI排他+WASAPI EventDriven=ONにすると7msになることがありました)
  • Bluetoothのスピーカーやヘッドホンなどを使っているようであれば、音声を有線で取り出す普通のスピーカーやヘッドホンを使うようにしてください。(理由: 無線接続のスピーカーやヘッドホンは、有線接続のそれに比べて、負荷や遅延が大きいため) なお電源だけUSBから取ってくるタイプのスピーカーでしたら問題ありません。(DTXMania Release 114以降では、起動時にこの状態を検出すると警告を出します)
  • CONFIGURATION - System - Sound Option - WASAPIBufSizeを手動設定する。バッファサイズが大きすぎても小さすぎても、音がぶちぶち切れたり、スクロールがガタガタになったりします。その上、WASAPIBufSizeを自動設定に任せると、環境によって大き目のバッファサイズが設定されてしまう場合があります。目安として、WASAPI排他ならば10~20程度、WASAPI共有ならば2~4程度の値をWASAPIBufSizeに設定して、CONFIGURATIONを抜けた時にDTXManiaのウインドウタイトルにでてくるバッファサイズが10~20台の値になれば、いい感じの設定といえるでしょう。(ただし、タブレットなど非力なPCの場合は、もう少し大きめの値にした方がよいです)
  • DTXManiaのアプリを再起動してみる。アプリ起動後、左上に出てくる Enumerating Songs... の表示が出ている間は何も操作せずに待った方が、その後の負荷が軽くなるように感じています。(だったらアプリ側で何とかしろという話もありますが...)
  • PCを再起動してみる。特にWindows10の場合、スリープ運用で長時間(数日)再起動しないまま使い続けると、だんだん動作が重くなるようです。少なくとも私の自宅のPCはそんな感じです。
  • CONFIGURATION - System - Sound Option - UseOSTimer をONにすると、WASAPI/ASIO使用時でもスクロールが滑らかになります。その代わりに音ズレが発生する可能性があります。
  • いわゆる59Hz秒。60Hzのモニタを接続していても、OSの設定と、ディスプレイドライバの設定のどちらか、あるいは両方が「59Hz」となっている場合があり、この1Hzのズレがスクロールのがたつきを生むことがあります。Windows10の場合、以下の操作でOSの設定を確認/変更できます。
    1. 何もないところで右クリックして「ディスプレイ設定」。OSの設定画面が開く。
    2. ディスプレイ、の下の方にある「マルチディスプレイ」の更に下にある「ディスプレイの詳細設定」をクリックする。
    3. ディスプレイの詳細設定、で、「ディスプレイの情報」の「リフレッシュ レート(Hz)」が60Hzになっていることを確認。なっていなければ、「ディスプレイ 1 のアダプターのプロパティを表示します」をクリックする。
    4. 「モニター」のタブをクリックして、「画面のリフレッシュ レート」が59Hzになっていたら60HzにしてOKをクリックする。

      更に、インテルのディスプレイアダプタ(というか、Intelチップセット内蔵のディスプレイアダプタ) を使っている場合は、

    5. 更に「インテル(R) HD グラフィックス・コントロール・パネル」をクリック
    6. リフレッシュ・レートが「59p ヘルツ」になっていたら「60p ヘルツ」に変更
    7. 「グラフィックス・プロパティ...」をクリック
    8. インテル(R) HD グラフィックス・コントロール・パネル が表示されるので、「ディスプレイ」をクリック
    9. 「一般設定」タブで、「リフレッシュ・レート」を確認し、「59p ヘルツ」になっていたら「60p ヘルツ」に変更して「適用」をクリック

      NVIDIAやAMDのディスプレイアダプタでの設定方法は、検索して調べてみてください。(筆者はこれらのデバイスを持っておらず未確認)

      なおWindows7の場合は、59Hzを60Hzに変更することができません(変更してもすぐに59Hzに戻ってしまう)。これはOS仕様とのことです。

  • Windows10をお使いの場合は、DTXManiaの使用時にゲームモードが有効になるように設定することで、若干DTXManiaの性能が向上します。具体的には、時折ビクッとスクロールがカクつくような現象が改善されます。ゲームモードを設定する手順は以下の通りです。
    1. 「スタート」-「スタートボタン近くの歯車のアイコン」をクリックして、「Windowsの設定」ウインドウを表示する。
    2. 「ゲーム」をクリックし、更に「ゲーム モード」をクリックする。
    3. 「ゲーム モード」を「オン」にする。
    4. DTXMania を起動する。
    5. DTXMania のウィンドウをクリックしておいて(ウインドウを最前面にしておいて)、Windowsキー+Gを押す。
    6. 表示されたウインドウ(ゲームバー)の右上の歯車アイコン(ゲーム バー設定)をクリックする。
    7. 「これをゲームとして記憶する」にチェックを入れる。
    8. 各ウィンドウを閉じる。これでDTXManiaに対してゲームモードが有効になりました。

      もしあなたのPCが複数のGPUを搭載している場合は、追加で以下の設定をすることで、更にDTXManiaの描画性能が改善する可能性があります。

    9. 2のところまで操作して「ゲーム モード」の設定画面を出し、その下の「関連設定」の「グラフィックの設定」をクリックする。
    10. 「基本設定を指定するアプリを選択します」のところが「クラシック アプリ」になっていることを確認して、その下の「参照」をクリックする。
    11. ファイル選択のダイアログが出るので、性能を上げたいゲームの実行ファイル (DTXManiaGR.exe) を指定して、「追加」をクリックする。
    12. DTXManiaGRのファイル名と、「システムの既定」と、フルパス名が表示されるので、「オプション」をクリックする。
    13. 「グラフィックス基本設定を指定します」と表示されるので、「高パフォーマンス」を選択して「保存」をクリックする。

      (注: 「保存」をクリックする前に、その上の表示で「GPUの省電力」と「高パフォーマンスGPU」で表示されているGPU名を確認すること。両者が同じものになっているなら、この設定は効果がない。)
  • どうしようもなければ、DSoundのまま使うことも視野に入れる。ただし、DSoundの応答性は、とても悪いです。残念ながら。(Windows10では割と改善されてはいます。しかしまだまだWASAPIやASIOの方が低遅延です)

キーボードのキーを3つ同時に押すと、反応しません。

今売られているほとんどのキーボードでは、3つ以上のキーを同時に押すと、 さも「自分が意図しないキーが押されたかのように」ふるまい、 その結果自分が押したはずのキーが押されていないように見えることがあります。

どの3つのキーを押すとダメなのか? というのは、キーボードの機種ごとに異なります。 (その一方で、そこそこ昔のキーボードだと、普通に3キー同時入力可能だったりもします。)

「完全Nキーロールオーバー」と銘打ったキーボード(をPS/2接続している場合)だと、 任意のN個のキーの同時入力が可能、つまりすべてのキーの同時入力が可能です。 しかし、こういうキーボードは数がそれほど多くありません。 (しかも大抵1~2万円クラスの高価なキーボードです) また、そもそもこういった説明がないキーボードが圧倒的に多く、 この場合だいたい2~3キーロールオーバー、 つまり2~3個の同時入力しかできません。

このように、この問題はハードウェアに依存していますので、 ソフトウェアでは解決しようがありません。 ですから、たとえば「ZとXとCの3つ同時押しがダメ」というキーボードをお使いでしたら、 「ZとXとCの組み合わせ」にこだわっても無駄です。 うまく「3つ押しても誤動作しないキーの組み合わせ」を探して、CONFIGURATIONにあるInput Optionなどで設定するようにするしかありません。

・・・というわけで、電子ドラムを導入いただくのがオススメです :-)

キーボード/ジョイパッド等の反応ラグが大きい (叩いてから反応するまでの遅延が長い)

  • 無線接続のキーボードなどをお使いの場合は、有線接続のものにしてみてください。一般的に、有線接続のものは、無線のものと比べるとラグ(遅延)が大きいです。
  • いわゆるゲーミングキーボードを使うと、USBのポーリングレートが高くなって遅延が減少する、かも、しれません。
    # ゲーミングキーボードは遅延が小さいなんてことは無いという記事もあったりしますが。

電子ドラムをつなぎましたが、パッドを叩いても反応しません

まず、電子ドラムがPCにMIDI機器として正しく接続されているかどうかを確認します。 DTXManiaのzipに同梱されている、MidiInChecker2 を実行してください。そして、電子ドラムを叩いて、叩くたびにMidiInChecker2のウインドウ内の表示が増えていくかどうかを確認してください。

いくら叩いてもMidiInChecker2の表示が変わらない場合は、PCと電子ドラムが正しく接続されていません。 DTXPRESSシリーズやDTX2, Soul Drummerなど、電子ドラム機器との接続 を再確認して、正しく接続してください。

正しく接続できているのであれば、あとはDTXManiaの設定の問題です。CONFIGURATION - Drums - Input Option で、パッドの割り当てが正しくなされていることを確認して下さい。

また、安すぎるUSB-MIDIアダプタ (例: amazonで1000円未満で売っている、音符マークがついたUSB-MIDIアダプタ。デバイス名=USB2.0-MIDI) をお使いの場合は、 DTXManiaでの使用で問題があります。この手のアダプタはMIDI-OUT (PCから出力する信号) はちゃんと動作しますが、 MIDI-IN (PCに入力する信号) の方はちゃんと動かない場合が多々あるようです。 そして、PCと電子ドラムはMIDI-INでつなぐので、問題が出ることが多いです。 (DTXMania Release 114以降では、起動時にこのケーブルを検出すると警告を出します)

なお、このケーブルが正しく動くように改造している方もいらっしゃいます。ご参考まで。

電子ドラムをちょっと弱めに叩くと反応しません。

ハイハットだけ弱い入力を受け付けない場合は、DTXMania側で弱い入力をはじいている可能性があります。 CONFIGURATION - Drums - E-Drums Option - HHVelocityMin の値を小さくしてみてください。これは、ハイハットの入力として受け付ける叩く強さの閾値で、初期値はハイハットだけ20, その他は0になっています。

DTXPRESSをお使いの場合で、DTXPRESSのパッドを弱く叩いてもDTXPRESSが反応するようにしたい場合は、 DTXPRESSの入力ゲイン(Gain)や、 入力感度設定スイッチ(INPUT ATTENUATION)を調節してください。 前者はDTXPRESSのパネルで、 後者はDTXPRESS本体背面のディップスイッチで設定します。

詳細は、DTXPRESS添付の取扱説明書をご覧ください。

DTXPRESS以外の電子ドラムでも、類似の機能があるはずです。(逆に、5万円以下くらいの安価な電子ドラムだと、この辺りの機能が省略されている場合があります)

また、DTXPRESSのバスドラム(ハイハットコントローラ or バスドラセンサ)だと、 背面スイッチのA-B切り替えやLEVEL調整が出来ます。 ハイハットコントローラをバスドラに使う場合、A-B切り替え(SENSITIVITY)がもしついているようなら、Aにしてください。

(注: DTX/DTX2ではハイハットコントローラをバスドラ代わりに使えないので注意)

ハイハットとスネアを同時に叩くと、しばしば片方が反応しません。ハイハットを速く叩くと、よくハイハットが抜けます。

まず、電子ドラムのみに関係する話から。
(つまり、いわゆる「ドラマニの専コン」とは関係のない話です。 専コン関係の話は、この説明の後半をご覧ください。)

DTXPRESSのパッド2つを同時に叩いたときに片方が反応しない場合や、 高速に叩いた場合によく音が抜けるような場合は、 DTXPRESSのセルフリジェクション(Self Rejection), リジェクション(Rejection), 指定リジェクション(Specified? Rejection)の設定を小さく(とりあえず0か1くらいに)してください。

その上で、もしも

  • ダブルトリガー(2度鳴っちゃう)が気になるようなら → セルフリジェクションを上げる
  • クロストーク(他のパッドの振動を拾っちゃう)が気になるようなら → リジェクションを上げる
  • 特定のパッドの振動を拾いすぎるようなら → 指定リジェクションを上げる

のがよいでしょう。

5万円越えの電子ドラムであれば、このような機能があると思いますので、電子ドラムの説明書をご覧いただいて、適切に設定してください。

注: リジェクションとは、あるひとつのパッドが叩かれてから一定の時間、 他のパッドの(一定の強さ以下の)信号を受け付けないようにするという機能です。 DTXPRESSの工場出荷時のデフォルト設定は嫌がらせとしか思えないような状態 (リジェクションが強すぎる)なので、 さっさとDTXPRESSのパネルを操作して、 バスペダル以外のリジェクションを全部ゼロにしてしまうのがオススメ。

なお、速い曲でハイハットが落ちる場合、ハイハットのゲインを上げる(入力感度を上げる)と改善されることがありますので、 もし上記の方法でダメだった場合は、こちらもお試し下さい。

次に、専コンでも関係のある話。 ハイハットが抜ける現象については、 叩き方の問題である可能性があります。 中途半端なテンポの曲で細かい連打だと、ほぼ正確に叩いてたとしても、 どこかでほんのちょっと打つのがズレてPoor/Missを出してしまうと、 そこから連続してPoor/Missになっちゃいます。 例えば、こんな感じです。

(譜面)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(叩き)□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□
        ↑ここからずっとPoor/Missになる。
機械的に正確に打つ人ほど、連続Poor/Missは出やすいです。 逆に、ある程度の「ゆらぎ」がある人ならすぐに戻ることが多いです。

オープンハイハットの音が正しく鳴りません。クローズドハイハットの音になってしまいます。

本来オープンハイハットの音が鳴るべきところでクローズドハイハットの音が鳴ってしまう場合、

CONFIGURATION - Drums - Input Option で、 HH Grouping が HH-0 ~ HH-2, CY Grouping が CY-0 になっていないかを確認してください。

これらの叩き分けをしたくない場合は、HH-3, CY-1 と設定してください。

DTXPRESSで、ハイハットコントローラーをバスドラに使おうとしたのですが、反応しません。

  • ハイハットコントローラと、 DTXPRESS音源の (1 KICK) 端子が、 ちゃんと「ステレオケーブル」でつながっているかを確認して下さい。 (下図の上がステレオケーブルで、下がモノラルケーブルです。端子部分の違いに注意してください。)
  • DTXPRESSの「パッドタイプ」の設定がちゃんと 「HH contrler」になっているかを確認して下さい。
  • 工場出荷時の状態ですと、 ハイハットコントローラは目一杯奥まで踏み込まないと反応しません。 浅い踏み込みで反応するようにするためには、 HH OFFS (ハイハットオフセット)を調節してください。

以上、詳細はDTXPRESS添付の取り扱い説明書をご覧ください。

動画がちゃんと再生されません。真っ黒なままです。

その動画が用いているCODEC(コーデック)がインストールされていないと、真っ黒になります。 DirectShow対応について を参照して、コーデックをインストールしてください。