概要

JoggingTimerは、Wear OS (Android wear)で動作する、ストップウォッチです。 ジョギング中に使うことを想定し、非常にシンプルな表示・操作となっています。

特徴は、基準ラップタイムを設定することができ、今回のラップタイムが基準ラップタイムとどれくらいずれているか表示することができます。

また、ジョギング中に操作する前提で、ある程度の誤操作に耐えられる作りにしたつもりです。 もしよろしければお試しください。

画面遷移

以下にJoggingTimerの画面遷移を示します。

jt-Overview.png
画面遷移

機能

  • スタート、ストップ、ラップタイム記録と削除
  • ラップタイムの履歴一覧表示
  • 前ラップとの進み/遅れ時間表示
  • 基準ラップタイムの設定
  • ラップタイムと基準ラップタイムとの進み/遅れ時間表示
  • ラップタイムモデルの作成、途中ラップタイムの調整
  • 誤操作の予防
    • スタート状態でアプリを終了させても、次回起動時にも計測を継続
    • ラップタイム記録後3秒間は再ラップタイム記録しない
    • 計測終了は、停止ボタンを長押しして止める

インストール

Playストアからダウンロード・インストールが可能です。以下のリンクを確認してください。

基本操作

JoggingTimerの起動直後は、ボタンが2つある初期画面を表示します。左側は記録一覧画面への遷移、右側はストップウォッチスタートです。

jt-initial_1.png
初期画面

右側のボタンを押すと、ストップウォッチのカウントがスタートします。 計測開始後、左側のボタンが「■」、右側のボタンが「旗」に変わります。「旗」は、(誤動作防止のため)操作後しばらくしてから表示します。

start-count.png
計測の開始

「旗」を押すと、ラップタイムとして記録します。アプリボタンがある端末(2つ以上のハードウェアボタンがついている端末)では、ハードボタンを押すことでもラップタイム記録ができます。

誤動作に対応するため 計測中にJoggingTimerアプリを終了させて、改めて起動しなおした場合には以前の計測を継続するようなつくりにしています。 計測は明示的に終了するようお願いします。

record-laptime.png
ラップタイムの記録

ラップタイムとトータルタイムの表示は、Main counter部をタッチすることで切り替えが可能です。

change-counter.png
カウンタ表示の切り替え

「■」を 長押し すると、計測を終了します。終了後、ボタンが増えますが、それは、カウンタリセットボタンです。

stop-laptime.png
計測の終了(長押し)

カウンタリセットボタンを押すと、カウンタをリセットし、起動直後の画面に戻ります。

reset-timer.png
カウンタのリセット

起動直後の画面で、左側のボタンを押すと、記録の一覧画面に切り替えます。

records-list.png
記録の一覧

記録の一覧画面化から、記録を1つ選択すると、ラップタイムの一覧画面を表示します。なお、カッコ内の数字は、前回ラップタイム(ひとつ前のラップタイム)との差を表示しています。

record-detail.png
ラップタイムの一覧

特徴的な機能

JoggingTimerの特徴的な機能を示します。

  • ラップタイムを一覧で表示するモード(一覧表示)だけでなく、グラフによるラップタイムの変化を見ることができます。(傾向表示)
  • 基準値(目標値)を設定し、記録したラップタイムとのずれを表示することができます。

基準値は、過去の計測データを選択する、あるいはモデルデータの作成によって作成したデータを設定することが可能です。

一覧表示 と 傾向表示、基準値の切り替え

ラップタイム一覧の表示とグラフィックによる傾向表示を切り替える場合は、 Sub Counter領域を長押ししてください。

基準値(A, B, C) と 一覧表示(List) / グラフィック表示(Graphic) の切り替えを行うダイアログを表示します。

jt-ModeSelection.png
表示モードの切り替え

基準値の設定

基準値を設定しているときとしていない時では、少し表示内容が異なります。

基準値を設定していない場合は、ラップタイムの一覧を表示しますが、基準値を設定している場合は、基準値とのズレを表示します。

counter1.png
カウンタの表示

基準値の設定

基準値の設定は、「ラップタイム詳細表示」画面のメニューから以下のアイコンを選択して設定して下さい。 基準値は、A, B, Cの三種類設定できます。 なお、基準値 A, B, C は記録一覧表示のアイコンで区別できます。

jt-SetReferenceData.png
基準値の設定

基準値の解除

基準値は、以下の方法で解除することができます。

  • 他のデータを基準値に設定する
  • タイトル編集ダイアログにて、設定した基準値のデータのアイコンをほかのアイコンに設定し直す

edit-title.png
タイトル編集ダイアログ

記録一覧表示

record-list-1.png
記録一覧表示

モデルデータの作成

JoggingTimerでは、目標値を設定するために、モデルデータを作成して登録することができます。 記録一覧表示のメニューから、モデルデータの作成は可能です。

create-model-data-menu.png
モデルデータの作成

ラップ数および最終的な目標時間を設定して、「OK」を押すと、作成できます。

ラップタイム詳細表示

選択したデータのラップタイムを表示します。

detail-list.png
ラップタイム詳細表示

モデルデータ(ラップタイム)の編集

モデルデータのラップタイムを詳細表示中に、長押しをするとラップタイムの編集ができます。 変更したい時間(時・分・秒)を指定して「OK」を押すと、時間を変更するとともに、他のラップタイムを調整します。全体の時間を変えることはできません。

jt-SetTargetLapTime.png
ラップタイムの編集

タイトル/アイコン編集

「ラップタイム詳細表示」画面のメニューから、タイトルおよびアイコンの編集ができるダイアログ(タイトル/アイコン編集ダイアログ)を呼び出すことができます。

jt-EditTitle.png
タイトル/アイコン編集

記録データに設定するアイコンの例を示します。バージョンによって、アイコンの追加を行っていますので、これ以外にも設定可能なアイコンはいくつかあります。

icon-list.png
アイコン一覧

システムで使用するアイコンがいくつかつあります。計測していないモデルデータの初期値と基準値を設定したときのアイコンです。 アイコンの設定は変更することができますが、システムで使用するアイコンの設定はタイトル/アイコン編集ダイアログからはできません。

jt-SystemIcons.png
特殊なアイコン

ラップタイム詳細データを他アプリへ送信

「ラップタイム詳細表示」画面のメニューから、他アプリにデータを送ることができます。(データは、CSV形式で送ります。)

1.1.0 から、共有を行うと、JoggingTimer自身で受信することができるようになりました。

受信したデータはモデルデータとして取り扱い、ラップタイムの編集ができるようになります。

jt-ShareData.png
他アプリへ送る

その他

注意事項(仕様、制約事項)

  • アプリを終了して再開しても、ずっと計測していたかのように振る舞います。これは、アプリでは開始時刻とスタート状態を記憶しているからです。そのため、本アプリで計測中に時刻の変更をした場合には、計測時間の保証ができません。 ご了承ください。
  • ラップタイムの編集は、モデルデータのみしか行えません。ご了承ください。

変更履歴

  • 1.1.0 : 共有を受信できるようにする。
  • 1.0.3 : 設定できる基準値を1種類から3種類(A, B, C)に拡張する。
  • 1.0.2 : 高解像度の円形タイプのWearOS端末で見切れが発生していたのを修正する。
  • 1.0.1 : 記録一覧画面およびラップタイム詳細画面で、円形タイプのWearOS端末で見切れが発生していたのを修正する。
  • 1.0.0 : 初版リリース。

permissionについて

JoggingTimer は、次のパーミッションを指定し使用しています。

  • <uses-permission android:name="android.permission.WAKE_LOCK"/>
    • スリープ後にも本アプリを動作させるため
  • <uses-permission android:name="android.permission.VIBRATE"/>
    • 操作したことをバイブレーションで通知するため

ソースコード

JoggingTimer は、オープンソースです。以下からソースコードを参照することができます。ご利用はご自由にどうぞ。

以上