HandBrake日本語版プロジェクト

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WindowsでのHandBrakeのビルド方法

このページでは、WindowsでHandBrakeをビルドする方法を解説している。基本的には本家WikiページのCompileOnWindowsに準じているが、一部本プロジェクトで確認したものに変更している。

ビルドに必要な環境

cygwinの環境設定

cygwinで下記のツールをインストールしておく。

  • autoconf
  • automake
  • binutils
  • bison
  • byacc
  • bzip2
  • cygutils
  • diffutils
  • gcc
  • gcc-core
  • gcc-g++
  • libbz2-devel
  • libtool
  • make
  • nasm
  • patchutils
  • patch
  • perl
  • subversion
  • unzip
  • wget
  • zip

また、本家解説ではgmpとmpfr、gcc4を自前でコンパイルしているが、これらもcygwinでインストール可能なのでcygwinでインストールする(gcc4は無くてもコンパイルできるかも)。

Visual C# 2008 Express Editonの環境設定

GUIのコンパイルに必要。MSのサイトからダウンロード→適当にセットアップ。特に設定は不要。

コンパイルに必要なそのほかのツールの導入

それぞれ最新版をダウンロード・展開して

$ ./configure
$ make 
$ make install
でインストール可能。

ライブラリ/コマンドライン版のコンパイル

HandBrakeのトップディレクトリで

$ make
を実行。途中で「jamが実行できない!」との旨が表示されて止まるので、今度はcontribディレクトリで先にインストールしたjamを実行。
$ cd contrib
$ jam
これで必要なライブラリがビルドされる。時間がかかるので注意。完了したら再度HandBrakeのトップディレクトリで
$ make
を実行。HandBrakeCLI.exeがビルドされる。HandBrakeCLI.exeの実行にはcygwinのランタイムが必要なので注意。

ビルドに失敗する場合、PATH環境変数などの関係でcygwinではなくVisual C#/C++のツールが呼び出されている可能性があるので要確認。

Windows版GUIのビルド

VC#でwin/c#/HandBrakeCSを開いてビルド。GUI版exeファイルと同一のディレクトリにHandBrakeCLI.exeが存在する必要あり。また、当然ながら実行には.NET Framework 2.0のランタイムが必要。

version 0.9.5以降での注意点

0.9.5からはプロジェクトファイルを開くためにStyleCopが必要となりました。Visual Studio 2010(含むExpress)の場合、4.4.0RTW以上をダウンロードしてインストールしておく必要があります。また、ビルドの際にTortoiseSVNも必要となります(コンパイル時にTortoiseSVNに含まれるsubwcrevコマンドを呼び出しているため)。

インストーラの作成

C:\Dev\HandBrake\handbrake-jp\win\C#\Installer\Installer.nsiを編集、NSISでコンパイルする。Installer.nsiの文字コードはCP932である点に注意。

  1. win\C#\Installerディレクトリに「handbrakepineapple.ico」をコピー
  2. win\C#\Installerディレクトリにビルドして生成されたファイル一式とHandbrakeCLI.exe一式をコピー
  3. Installer.nsiをコンパイルする

圧縮には「solid LZMA」がもっともファイルサイズが小さくなる模様。

InstallerJp内に1.と2.の作業を自動で実行する「prep.bat」というファイルを作成してあります。