Tips_VersionUp_222_to_230 - Hinemos Tools Wiki - Hinemos Tools

バージョンアップ手順（Ver 2.2.2 -> Ver 2.3.0）

HinemosマネージャのVer.2.2.2からVer.2.3.0へのバージョンアップ手順です。
クライアントやエージェントについては、2.2.2をアンインストールして、2.3.0をインストールする。
※2.2.1 -> 2.3.0へバージョンアップする場合、2.2.1 -> 2.2.2への手順を参考にしてDBの型変更を行うこと。

Outline

• 前提条件
• (1) 2.2.2のJBossを停止
• (2) 2.2.2のPostgreSQLとOpenLDAPからダンプを取得
• (3) 2.2.2のPostgreSQLとOpenLDAPを停止
• (4) 2.2.2の/opt/hinemos ディレクトリごとバックアップし、アンインストール
• (5) 2.2.2をインストール
• (6) 2.2.2のPostgreSQLを起動し、ダンプしたデータをリストア
• (7) 2.2.2のOpenLDAPのダンプデータの変更
  • (7.1) ビルトインスコープ用の定義を追記
  • (7.2) 登録されているノード/スコープの修正
  • (7.3) 「登録ノードすべて」に全ノードを割り当てる
• (8) 2.3.0のOpenLDAPに、修正したダンプデータをリストアし、起動
• (9) psqlでhinemosデータベースのスキーマを修正
• (10) 2.3.0のJBossを起動
• (11)バージョンアップ後の確認。

前提条件

• Hinemos Ver.2.2.2が稼働している
• JBossはhinemosユーザで起動している
  • rootで起動している場合は読み替えてください。
• 作業するカレントディレクトリは/opt/hinemos/
• (4)(5)はrootで実行、その他はhinemosで実行

(1) 2.2.2のJBossを停止

$ /opt/hinemos/bin/jboss_stop.sh 

(2) 2.2.2のPostgreSQLとOpenLDAPからダンプを取得

1. PostgreSQLのバックアップ

   $ /opt/hinemos/sbin/mng/hinemos_mng_backup.sh -p
   

   • /opt/hinemos/hinemos_pgdump.yyyymmdd が作成される。
2. OpenLDAPのバックアップ

   $ /opt/hinemos/sbin/mng/hinemos_mng_backup.sh -l
   

   • /opt/hinemos/hinemos_slapcat.yyyymmdd が作成される。

(3) 2.2.2のPostgreSQLとOpenLDAPを停止

$ /opt/hinemos/bin/pg_stop.sh
$ /opt/hinemos/bin/ldap_stop.sh

(4) 2.2.2の/opt/hinemos ディレクトリごとバックアップし、アンインストール

※アンインストールはインストールマニュアル参照
※アンインストール前に(2)で取得した以下のダンプファイルを/opt/hinemos配下以外の場所へ退避

• hinemos_pgdump.yyyymmdd
• hinemos_slapcat.yyyymmdd

(5) 2.2.2をインストール

※インストールはインストールマニュアル参照

(6) 2.2.2のPostgreSQLを起動し、ダンプしたデータをリストア

1. 既存のデータを削除

   $ /opt/hinemos/bin/pg_start.sh
   $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/dropdb -p 24001 hinemos
   

2. /opt/hinemos/var/data/pg_hba.confの以下の行に「template1」を追記。

   local postgres,hinemos hinemos md5
     ↓
   local template1,postgres,hinemos hinemos md5
   

3. ダンプデータのインポート

   $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/pg_ctl reload -D /opt/hinemos/var/data/
   $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/psql -p 24001 -d template1 -f hinemos_pgdump.yyyymmdd
   

4. /opt/hinemos/var/data/pg_hba.confに追記した「template1」を削除し、リロード

   $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/pg_ctl reload -D /opt/hinemos/var/data/
   

(7) 2.2.2のOpenLDAPのダンプデータの変更

hinemos_slapcat.yyyymmddを以下の手順で修正する。
※上記ファイルをviやテキストエディタにて修正。

(7.1) ビルトインスコープ用の定義を追記

• バージョンアップ定義ファイル(hinemos_versionup_222_to_230.tar.gz)をダウンロードして解凍する。
• 解凍したディレクトリ内のldap_222_to_230.ldifの内容をhinemos_slapcat.yyyymmddに追記する。

  $ tar xvzf hinemos_versionup_222_to_230.tar.gz
  $ chmod 600 hinemos_slapcat.yyyymmdd
  $ cat ./Hinemos_VersionUp_222_To_230/ldap_222_to_230.ldif >> hinemos_slapcat.yyyymmdd
  

(7.2) 登録されているノード/スコープの修正

1. objectclass: ccFacilityTreeとなっている箇所に、以下のパラメータを追記します。

   ccFacilitySortValue: 100
   ccFacilityBuiltin: FALSE
   

2. objectclass：ccNodeとなっている箇所に、以下のパラメータを追記します。

   ccFacilitySortValue: 100
   

(7.3) 「登録ノードすべて」に全ノードを割り当てる

登録されているノードを「登録ノードすべて」スコープに割り当てます。
以下の例のようにhinemos_slapcat.yyyymmddに追記します。
※この定義を全ノード数分追記する。

例：ファシリティIDが「TestNode」のノードを割り当てる

dn: ccFacilityId=TestNode.,ccFacilityId=REGISTERED,ou=facilitytree,dc=hinemos,dc=com
objectClass: ccFacilityTree
ccFacilitySortValue: 200
ccFacilityBuiltin: FALSE
ccTreeType: 1
ccFacilityId: TestNode
structuralObjectClass: ccFacilityTree
creatorsName: cn=Manager,dc=hinemos,dc=com
createTimestamp: 20071015205618Z
entryCSN: 20071015205618Z#000018#00#000000
modifiersName: cn=Manager,dc=hinemos,dc=com
modifyTimestamp: 20071015205618Z

(8) 2.3.0のOpenLDAPに、修正したダンプデータをリストアし、起動

$ rm /opt/hinemos/var/openldap-data/*
$ /opt/hinemos/openldap-2.3.20/sbin/slapadd -l hinemos_slapcat.yyyymmdd 
$ /opt/hinemos/bin/ldap_start.sh

(9) psqlでhinemosデータベースのスキーマを修正

• (7.1)で解凍したディレクトリ内のdb_ddl_222_to_230.sqlをpsqlにて実行する。

  $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/psql -p 24001 -d hinemos -f ./Hinemos_VersionUp_222_To_230/db_ddl_222_to_230.sql
  

(10) 2.3.0のJBossを起動

$ /opt/hinemos/bin/jboss_start.sh

(11)バージョンアップ後の確認。

リポジトリ情報や監視設定が反映されている事を確認する。
監視が正常に行われていることを確認する。