表計算ソフトのインストール方法

日本語版には、表計算ソフト(スプレッドシート)が最初から入っていません。これは ISO ファイルのダウンロードサイズを小さくするためと、ユーザーが自由に構成をカスタマイズ出来るようにするためです。

実用的な表計算ソフトとして、LibreOffice Calc や OnlyOffice Desktop Editors、Gnumeric などが利用できます。いずれも日本語に対応しています。

LibreOffice Calc

MX パッケージインストーラを開いて、オフィス (Office) --> LibreOffice を選択し実行します。オフィススイート一式がインストールできます。

表計算ソフトを最小構成、つまり最低限のコンポーネントだけで使いたい場合は、端末より以下のコマンドを実行します。

root@mx1:/home/demo# apt install libreoffice-calc
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了        
以下の追加パッケージがインストールされます:
  coinor-libcbc3 coinor-libcgl1 coinor-libclp1 coinor-libcoinmp1v5
  coinor-libcoinutils3v5 coinor-libosi1v5 libcolamd2 libsuitesparseconfig5
  lp-solve
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  coinor-libcbc3 coinor-libcgl1 coinor-libclp1 coinor-libcoinmp1v5
  coinor-libcoinutils3v5 coinor-libosi1v5 libcolamd2 libreoffice-calc
  libsuitesparseconfig5 lp-solve
アップグレード: 0 個、新規インストール: 10 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
10.9 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 43.4 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] 

(注意。上記のインストールログはワープロソフトのインストールに引き続いて表計算ソフトインストールした場合です。libreoffice-common libreoffice-core など重複するライブラリは除外し、不足する差分だけをインストールすることになります。)

さらに、日本語インターフェースや日本語ヘルプが欲しいときには、以下の手順でパッケージを追加します。

# apt install libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja

くわしくは、https://packages.debian.org/bullseye/libreoffice-calc を参照してください。

OnlyOffice Desktop Editors

MX パッケージインストーラを開いて、オフィス (Office) --> OnlyOffice Desktop Editors を選択し実行します。オフィススイート一式が自動的にインストールされます。

Office Open XMLフォーマットをベースにしているため、ワープロソフトおよび表計算シートは Microsoft Word (.docx) / Excel (.xlsx) とネイティブで互換性があります。

コマンドラインで削除するには、下記コマンドを使います。

apt remove onlyoffice-desktopeditors

参考外部リンク:
https://www.tecmint.com/microsoft-excel-alternatives-for-linux/#onlyofficesheet

https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/20230322-2605432/

Gnumeric

MX パッケージインストーラを開いて、オフィス (Office) --> Gnumeric を選択し実行します。Gnumeric スプレッドシートが自動的にインストールされます。

コマンドライン(端末)からインストールしたい場合は、下記のコマンドを実行します。

apt install gnumeric