Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
下位のデバイスの種類により、一度に送信可能なパケットの大きさ(フレーム長)は限界がある(MTUと呼ばれている)。
代表的なMTUの大きさを、を下表に示す。
ハードウェア | MTU |
イーサネット | 1492 byte |
FDDI | 4352 byte |
X.25 | 576 byte |
上記サイズを越えるIPパケットは、IPレイヤの送信処理(ip_output関数)中で複数のパケットに分割(フラグメント化)され(ip_fragment関数)、送信される。
複数のパケットに分割(フラグメント化)されたIPパケットは、IPレイヤの受信処理(ip_local_deliver関数)中で一つのIPパケットに復元(リアセンブル)される(ip_defrag関数)。(設定によっては受信の瞬間に行うことも可能(ip_rcv関数)。ルータとしてforwarding処理を行う前に復元することにより、ネットワーク負荷を下げるという意味で効果がある場合もある)
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年06月11日 (日) 22時29分57秒 JST1
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LastUpdate: 2008-08-27 14:46:45, ModifiedBy: hiromichi-m
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