長南と申します。 > translation_list のオリジナル man-page の日付カラム > (第5カラム)に、適切な日付が記載できない状況が出てきた > のですが、そのような場合、そのカラムを空欄とするのでも > よいですか? 第四カラムですね。すでに白方さんがお答えになっているので、autoconf について ちょっと調べたことを付け足します。そのまえに、ここが 0000/00/00 になっている 例を挙げておきます。GNU_findutils/translation_list から。 ○:GNU findutils:4.6.0:0000/00/00:find:1:2018/03/14::mail_address:Name: たぶん原文に日付がなかったので、このようにしたのでしょう。translation_list で 一番大事なのは行頭の記号で、第四カラムは、マニュアルの原文がいつごろ書かれたのか 分かると便利だな、ぐらいの気持ちで付け加えられたのだろうと思います。 バージョン番号があれば、コマンドのどのバージョンのマニュアルか、同定は 出来るのですから。(見方を変えると、コマンドとマニュアルは原則として 対応しているはずですから、そのバージョンのコマンドが作成または公開された日時を そのバージョンのマニュアルの日時と考えてもよさそうです)。 http://ftp.gnu.org/gnu/autoconf から、autoconf-2.71.tar.xz と autoconf-latest.tar.xz を落としてきました。開いたところ、うちの場合は、 make するまでもなく、man ディレクトリにすでに autoconf.1 などが存在して いました。autoconf-2.71 の man の日付は "January 2021" で、 latest の方は "March 2012" でした。 ちなみに、autoconf-latest.tar.xz を展開すると、autoconf-2.69 という ディレクトリができました。2.69 が安定版なんでしょうか。でも、2.70, 2.71 と 二つもあるから、2.7x が開発版とも考えにくいし ...。 さらに、doc ディレクトリに autoconf.info があったので、これも見てみました。 マニュアルの冒頭にこんな記述がありました。 latest (2.69) の場合: This manual (24 April 2012) is for GNU Autoconf (version 2.69), 2.71 の場合: This manual (28 January 2021) is for GNU Autoconf (version 2.71), 日付の設定は、doc/version.texi で行われています。 -- 長南洋一