[JM:02190] Re: translation_list のオリジナル man-page 日付の記載について

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2021年 5月 4日 (火) 10:16:31 JST


長南と申します。

> translation_list のオリジナル man-page の日付カラム
> (第5カラム)に、適切な日付が記載できない状況が出てきた
> のですが、そのような場合、そのカラムを空欄とするのでも
> よいですか?

第四カラムですね。すでに白方さんがお答えになっているので、autoconf について
ちょっと調べたことを付け足します。そのまえに、ここが 0000/00/00 になっている
例を挙げておきます。GNU_findutils/translation_list から。

  ○:GNU findutils:4.6.0:0000/00/00:find:1:2018/03/14::mail_address:Name:

たぶん原文に日付がなかったので、このようにしたのでしょう。translation_list で
一番大事なのは行頭の記号で、第四カラムは、マニュアルの原文がいつごろ書かれたのか
分かると便利だな、ぐらいの気持ちで付け加えられたのだろうと思います。
バージョン番号があれば、コマンドのどのバージョンのマニュアルか、同定は
出来るのですから。(見方を変えると、コマンドとマニュアルは原則として
対応しているはずですから、そのバージョンのコマンドが作成または公開された日時を
そのバージョンのマニュアルの日時と考えてもよさそうです)。

http://ftp.gnu.org/gnu/autoconf から、autoconf-2.71.tar.xz と
autoconf-latest.tar.xz を落としてきました。開いたところ、うちの場合は、
make するまでもなく、man ディレクトリにすでに autoconf.1 などが存在して
いました。autoconf-2.71 の man の日付は "January 2021" で、
latest の方は "March 2012" でした。

ちなみに、autoconf-latest.tar.xz を展開すると、autoconf-2.69 という
ディレクトリができました。2.69 が安定版なんでしょうか。でも、2.70, 2.71 と
二つもあるから、2.7x が開発版とも考えにくいし ...。

さらに、doc ディレクトリに autoconf.info があったので、これも見てみました。
マニュアルの冒頭にこんな記述がありました。

latest (2.69) の場合:
  This manual (24 April 2012) is for GNU Autoconf (version 2.69), 

2.71 の場合:
  This manual (28 January 2021) is for GNU Autoconf (version 2.71),

日付の設定は、doc/version.texi で行われています。

-- 
長南洋一



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