Nimbus IDE Version 0.9
BeanFlowは、Nimbusのjp.ossc.nimbus.service.beancontrol.interfaces.BeanFlowInvokerによって呼び出されるJavaオブジェクトの処理フローです。この処理フローは、BeanFlow定義ファイルと呼ばれるXMLファイルによって定義されますが、BeanFlowエディタはこのBeanFlow定義ファイルをグラフィカルに表示するとともにJavaオブジェクトや定義内容を参照するための便利な機能を提供します。
フローは、BeanFlowにおける1つの処理フローを表します。1つのBeanFlow定義ファイルには複数のフローを定義することができます。
リソースは、データベースコネクションやJMSコネクションなどのトランザクションリソース表します。トランザクションリソースは、BeanFlowによってコミット/ロールバック、コネクションのクローズが自動的に行われます。リソースには、Nimbusサービス定義に定義されたリソースファクトリサービスを設定する必要があります。
ステップは、フロー内の処理単位(ステートメント)を表します。ステップには、通常処理対象となるステップターゲットを設定する必要があります。
ステップの実行結果は、結果で表します。結果を定義しないステップは参照されたとしても何も返しません。フローのは最後に参照されたステップの結果を出力値として返します。
プロパティは、ステップターゲットのプロパティ(setter/getterメソッドのset/getプリフィクスを除いた名前)を表します。
パラメータは、ステップターゲットやフロー呼び出しの引数を表します。
フロー呼び出しは、編集中のフローの外部に定義してあるフローの呼び出しを表します。
条件分岐は特定の条件下でのみ実行されるステップ群を表します。
条件分岐の条件にはJEXLで表現される式を記述します。条件式の結果は必ずブール値でなければなりません。
ステップの実行結果や入力値などを参照する場合は、以下のように表現し、それらを@(アットマーク)で囲みます。
繰り返しは、繰り返しターゲットに指定したコレクションオブジェクトの子要素を1つずつ取り出しながら実行されるステップ群を表します。繰り返しターゲットには以下のオブジェクトを指定することができます。
繰り返しターゲットの子要素はカーソルによって参照します。