開発に至った経緯

ここは、SetucoCMSを開発するに至った経緯を記載したページです。
SetucoCMS開発の経緯-SetucoCMS公式ブログでも紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

卒業制作

SetucoCMSプロジェクトリーダーであるid:skyguild(三上)が所属していた日本電子専門学校Webデザイン科の卒業制作として開発しました。

日本電子専門学校Webデザイン科の卒業制作の特徴

授業などで学んだことから特に興味深かったテーマを研究する「研究課題」か、実際の制作を依頼してもらうクライアントを見つけてくる「営業課題」を選択します。
企画から実装に至るまで、原則個人単位で制作が行われ、営業課題は実際に制作物をインターネット上に公開します。

参考リンク:
日本電子専門学校Webデザイン科カリキュラム - 日本電子専門学校公式サイト
2年生後期の授業「卒業制作」の紹介をします! - Webデザイン科ブログ

卒業制作でのコンセプト

クライアント・ユーザの想いは以下のようなものでした。

  • もっと更新を増やしたい
  • 情報発信をしたい
  • 更新の手間がかかる
  • モチベーションが維持できない

そこから「自由、楽しく情報を発信する」という点をコンセプトに制作を開始しました。

システム開発をやろうと思った理由

学科コラボプロジェクトという活動がきっかけでプログラマと関わる機会があり、それまでになかったプログラミングを学ぶことの楽しさ、オープンソースの思想を教わりました。

オープンソースの思想

「オープンソースソフトウェアの世界ではもともと苦労して開発した成果を独り占めせず共有しよう、という思想がある」
という話を聞き、この考えはWebデザインの世界にも必要なものであると共感・感動し、自分も業界に貢献したいという気持ちが芽生えました。

電設部との出会い

電設部とは、学生有志による自主的な(=好き者の)集まりで、「781実習室電気設備保安管理部」が正式名称です。
※ 781というのは、電設部結成当時オープンソースシステム科が使っていた実習室の名前。
名前の通り、実習室の管理が主な活動でしたが、徐々にサーバの勉強、勉強会、サイト運営など様々な活動に発展しました。

辿り着いた持論

そうした活動を通して「デザインを学ぶ上で不要な知識などない」という持論に辿り着きました。
全く関係ないと思えることを知る中で、実はつながっている、ヒントになる部分がある、ということです。
「違いがあるなら、どちらがいいかではなく、両方あればもっといい。」
それを証明する、多くの人に伝えたい、という想いを込めて、CMSの開発に取り組んだのでした。

プロジェクトを立ち上げた経緯

多くの人の協力を得て2010年3月9日、SetucoCMSプロジェクトは電設部の有志メンバーから誕生しました。

完成させたい

ある程度の形になったものの、完成することができませんでした。どうしても完成して「使ってもらえるシステム」にしたいと思いました。

素晴らしい仲間と制作を続けたい

制作の過程でプログラミングを教わったり、こちらからWeb制作のフローやドキュメントについて教えたり、それ自体が共同制作のようでとても楽しかったですし、学ぶことが多くありました。
「一人では成し遂げられない、人と人の繋がりがもたらしてくれる力がある」と感じたと同時にこの繋がりや学びを卒業してからも終わらせたくないと思ったのです。

誰かのためにありたい、業界に貢献したい

元々デザインとは「人を豊かにする力、誰かのためにある」という考えを持っていましたが、 更にオープンソースの思想から得た「成果を共有しよう」という考えを得たことで「業界に貢献したい」と思うようになりました。

その想いからプロジェクトを立ち上げたのが開発に至った経緯でした。