本プロジェクトは Visual Studio 2005 Standerd 以上を使用します。
Express版では、C++とC#が混在させてデバッグすることができませんので、Standerd 以上が必要になります。
C#部をC++に置き換えれば Visual C++ Express でも使用することが出来ます。
また、C#とC++のExpress版を両方使用すれば、プロジェクトを変更せず使用できます。

まず、本プロジェクトのソースコードをダウンロードします。
現在リリースを作成していないので、「Subversion リポジトリの参照」からダウンロードします。
以下のアドレスから最新のソースコードがダウンロードできます。
http://sourceforge.jp/projects/toppers-win/svn/view/trunk.tar.gz?root=toppers-win&view=tar
trunk.tar.gzファイルを解凍します。
この説明では、trunk.tar.gz内のtrunkフォルダの中身をC:\Toppers\toppers-winに解凍します。
Visual Studio のソリューションファイルToppers.slnを開きます。
「ソリューション エクスプローラ」に以下のプロジェクトが表示されます。
・Console
・libkernel
・Sample1
・Sample1Hex
・uITron4
「Console」が実行ファイルですので、太字になっていない場合は、以下の操作を行ってください。
Consoleで右クリックし、メニューから「スタートアップ プロジェクトに設定」を選択します。
「Console」はC#のプロジェクトで、「Sample1」はC++のプロジェクトです。
C#のプロジェクトでC++をデバッグする場合は以下の操作が必要です。
Consoleで右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
表示された画面の左側にいくつかタブが表示されます。そのタブの中から「デバッグ」を選択してください。
切り替わった画面の下の方に、「アンマネージ コード デバッグを有効にする」にチェックを入れてください。
これで、Sample1のデバッグが出来るようになりました。
もう一つ、時々ブレークが張れないといった問題が起こることがあるので、設定をしておきます。
メニューから「ツール」→「オプション」を選択します。
表示された画面の左側の項目で「デバッグ」を開いて「全般」を選択します。
切り替わった画面の「元のバージョンと完全に一致するソース ファイルを必要とする」のチェックを外しておきます。
デバッグに処理されなかった例外は Visual Studio で表示されますが、処理された例外は何事もなく実行し続けます。例外が起きた時にデバッグを開始したい場合があるので、設定方法を書いておきます。
メニューから「デバッグ」→「例外」を選択します。
表示された画面の「スローされるとき」にチェックを入れます。
ここまでで、デバッグする準備は出来ましたので、デバッグしてみます。
メニューから「デバッグ」→「デバッグ開始」を選択します。
コンパイルが始まり、コンパイルが終わったらコンソール画面が表示され、sample1の出力が表示されると思います。画面右上の×ボタンで終了します。