[Ultramonkey-l7-users 483] Re: 3.0.2の挙動について

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SGU HARADA se-ha****@e*****
2011年 12月 15日 (木) 18:41:40 JST


原田です。
いろいろとお調べいただきましてありがとうございます。

本日、事象が発生した環境とは別の検証環境を構築して確認したところ
事象が再現することが確認できました。

以下のような感じで検証環境を構築しました。
仮想環境(OracleVM 完全仮想化)を使用しましたが、元々の環境は全て独立した
物理サーバ上にUMとリアルサーバをそれぞれ構築して運用しております。

・上位メールゲートウェイ (UM通過前にデータの破損が無いかの確認用)
 CentOS 5.7 
 postfix-2.8.7 + MailArchiva
 
・ロードバランサ (仮想環境でCPU 2コア割り当て)
 Scientific Linux 6.1 (2.6.32-131.21.1.el6.x86_64)
 最小インストール、SELinux無効、yum update実施
 UltraMonkey-L7-3.0.2をソースからコンパイル (当初ご報告した環境ではrpmを使用)
 UMのインストール手順はほぼuml7-install_manual_3.0.0_ja.txtの通り
 (apache-log5cxx-0.10.0のmake install時に"will not overwrite just-created~"
 のエラーが出るので、Makefile.amを修正する手順を加えています)
 TCP/25番で受けた通信をリアルサーバ2台のどちらかのTCP/25番に
 sessionless/rrで投げるようl7directord.cfを設定

・リアルサーバ
 CentOS 5.7
 postfix-2.3.3-2.3.el5_6 (Maildir形式)

検証目的のため、リアルサーバ2台はデータの同期を行なっていません。
(メールはUMで振り分けられてどちらか一方のリアルサーバに入る)

このような環境で試したところ、UltraMonkey-L7 3.0.2を経由させた場合は、先のメールで
提供させて頂いたサンプルと同様、立石様からご指摘いただいたようにユーザーデータの
一部に重複が発生する事象が再現できました。
念のため、Ultramonkey-L7 3.0.2を経由させず、上位メールゲートウェイから
リアルサーバの1台にメールを直接配送したところ、事象は発生しませんでした。
3.0.1では事象は発生しないのかという点につきましては、これから確認したいと思います。

中野様からコメント頂きました、全データではなく、たまにそうなるのは気になる、という
点ですが、今回の検証環境では全体的に遅い回線(当初事象が発生した環境は
LAN内の1Gbpsで各機器を接続しているのに対し、今回は機器間は仮想環境内の100Mbpsで
上位ゲートウェイサーバはインターネット上のVPSサービスを利用)で構築してみました。
結果、同じ添付ファイルを送信した場合でも、データの受け渡し完了までに時間がかかった
ように思われたのですが、それが影響しているのか重複したユーザデータが増えていました。
(同じ添付ファイルで検証した結果、30カ所以上のユーザデータの重複が発生)
ご参考になりますでしょうか。

また3.0.1について検証して引き続きご報告させていただきます。
よろしくお願いいたします。

 		 	   		  



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