PowerEdge製品の監視・運用機構

 デル(Dell)のPowerEdge製品は、ハードウェアの監視・運用機構として、BMC (Baseboard Management Controller) とDRAC(Dell Remort Access Controller)があります。

名前実装形態主な機能
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BMC
オンボードに標準装備電源操作、ハードウェア情報、システムイベントログ取得、コンソール
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DRAC
オンボードもしくは拡張スロットにオプション装備電源操作、ハードウェア情報取得、アラート発生、リモートKVM、仮想メディア

 標準機能だけでも電源のON/OFFなど最低限のリモート操作が行え、オプションのDRACを装備することで、OSのインストール作業から完全にリモートで作業できる環境が作れます。

 ソフトウェアとしては、WindowsとLinuxに対応したOS上にインストールするタイプのOMSA(OpenManage Server Administrator)があります。これを導入すると、Webインターフェイスやコマンドラインなどで、より高度な運用・監視が可能になります。また、複数のサーバー群を管理できる統合管理ツールとして、Windows上で動作するIT Assistantが用意されています。

名前実装形態主な機能
omsa_web_perc6i01.pngOMSAOS上(Windows/Linuxに対応)にインストールハードウェアの構成確認、ステータス確認、ログ・警告管理、アラート通知・転送、ディスク管理、BIOS設定変更、OSシャットダウン、システム監視製品との連携
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IT Assistant
Windows上で動作するツール
Javaアプレットで実装、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition /SNMPサービスを利用
指定ネットワーク内のマシン群をIPMIやSNMPから自動検知。集中管理・監視