そもそもなんでクリーンなchroot内でビルドをするの?

望んでいないリンクだとかPKGBUILDの「depends」配列からパッケージが欠けているだとかに関わらず、パッケージ依存の過不足を防ぐ働きがあるのだ。例えば「{univalent-,}testing」や「{kde,gnome,unity}-unstable」リポジトリを有効化している場合とかAURのパッケージをインストールしている場合とかで、「core」「extra」「community」のパッケージを作るのに有用だ。

楽に作りたいな…

そんな君にはdevtoolsextraパッケージをお勧めしよう。これに付属するヘルパースクリプトはmakepkgと同様にPKGBUILDのあるディレクトリで動かすように。仕組みとしては自動的に「/var/lib/archbuild」のクリーンなchrootマトリックスからchrootを設定し、それを更新してextra、communityのパッケージを作成する。