PCLKとデバイダ

LPC2388のクロックはPLLで生成します。PLLで生成されたクロックはPLLCLKと呼ばれ、それを何分周するかでコアやペリフェラルの動作周波数が変わります。

ARM7TDMIコアの動作周波数はPLLCLKをCCLKCFGのCCLKSELフィールドへ設定した値で分周します。このクロックはCCLKと呼ばれます。設定値をNとすると、Nの値として許されるのは0と奇数値のみです。コアに供給される周波数はCCLK = PCLK/(N+1)です。

USBペリフェラルの動作周波数はPLCLKをUSBCLKCFGのUSBSELフィールドへ設定した値で分周します。設定値をNとすると、USBペリフェラルに供給される周波数はPCLK/(N+1)です。

それ以外のペリフェラルの動作周波数は、ARM7TDMIコアのクロック周波数をPCLKSEL0とPCLKSEL1の該当するフィールドへ設定した値で分周します。フィールドへの設定値をNとするとき、ペリフェラルへ供給する周波数は以下のようになります。

  • N=0 ならばCCLK/4
  • N=1 ならばCCLK (RTCでは設定禁止)
  • N=2 ならばCCLK/2